海外航路に従事する「波涛会」のメンバーが撮影した、
力強く美しい作品の数々を紹介します。

海外航路に従事する「波涛会」のメンバーが撮影した、
力強く美しい作品の数々を紹介します。
外国航路の船員は、頻繁に海外に行け、賃金もよいことから、憧れの職業の一つとされてきた。
しかし、ひとたび船に乗ると、長ければ、勤務は一年以上に及ぶこともある。生活のリズムも、周りの景色も、単調そのものである。
嵐ともなれば、十メートルを超える荒波が、次々と襲ってくる。大型の船でさえ、立っていることもできないほど、激しく揺れる。大自然の猛威に、命の縮む思いをすることもたびたびである。
一瞬の油断、一回の判断ミスが、大きな事故につながることもあるだけに、神経をすり減らすことも多かった。
1971年(昭和46年)8月に、結成。
メンバーは、海外航路に従事する、壮年部員、男子部員で構成されている。
1回の航海が半年以上という長期にわたる仕事に取り組む中で、メンバー同士励まし合い、活動している。また、年に一回、写真展を開催する等、文化活動も行っている。