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墓地公園・納骨堂のご案内

団体入園案内

当墓園では、観桜を目的とした観光ツアーバスや各種団体様には「入園証」を発行しています。受け付けは4月から開始致します。 「入園証」は、観桜期間中に混雑が予想されるため、団体で来園されるバス等の掌握と混雑時の車両の整理・誘導にご協力をいただくために行っています。
つきましては、「団体バス利用 入園申込」をご記入の上、当墓園事務局までファックス、郵送、窓口への提出にてお申し込みください。内容を確認の上、「入園証」を発行し、ファックスか郵送にて送らせていただきます。

なお、「入園する皆様へ(確認事項)」「団体バスドライバーの方へ(確認事項)」「園内案内図(全体)」「園内案内図(記念広場周辺)」も内容を必ずご確認の上、ご理解とご協力を賜りますよう宜しくお願い致します。

※平日の火曜日は休園日のため団体さまの入園はお断りしています。

名称
創価学会 戸田記念墓地公園事務局
住所
〒061-3523 北海道石狩市厚田区望来327番地
電話番号
0133-77-2321(代) 電話する
FAX
0133-77-2330

映像 桜花爛漫「厚田の桜」

●厳寒を越えて開花! 戸田墓園の桜を動画で(3分18秒)

北海凍る厚田の厳しい冬を乗り越えて、戸田墓園には毎年8000本の桜が満開に咲き薫ります。冬から春へと移りゆく、季節の優しい息づかいを感じながら、園内に育つ桜の美しい映像と写真をご堪能ください(制作:2020年5月聖教新聞社)。

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●戸田記念墓地公園 桜物語 ~咲き誇る生命 凱歌の桜の園~(2分00秒)

2023年5月、今年も厚田の桜は見事に咲き誇り、私たちを温かく迎えてくれました。来園者の代表の方に、心に浮かぶ厚田の桜への思いを語ってもらいながら、美しい桜の絵巻を紹介します(制作:2023年5月聖教新聞社)。

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絶景スポット

広大な敷地を誇る園内には、約8000本の桜が織りなす絶景ポイントが多数あります。 特に人気のスポットとして、全長200メートルにわたり見事な桜のトンネルを形作るA区「桜冠(おうかん)の道」。全長400メートル、高く伸びた桜並木の景観が見る人を魅了するC区「桜花(おうか)の道」。また、園内奥のH・I区では、幹線道路沿いの両脇に咲く桜と、その彼方に広がる日本海や雪化粧した手稲山、余市岳の山並みが、心躍る大自然の一大絵巻を作り出してくれます。
詳しくは「戸田墓園の桜 絶景スポット」をご覧ください。

園内の「桜見学おススメコース」をご紹介

春になると8000本の桜が満開に咲き薫る戸田墓園――。北海道屈指の桜の名所と言われる戸田墓園の「桜見学おススメコース」をご紹介します。

厚田の桜~誕生物語~

不可能を可能にした厚田の桜

毎年、春になると爛漫と薫る桜を楽しむことができる戸田記念墓地公園。
今でこそ、当たり前のように咲く桜も、1977(昭和52)年の開園当初は、「北海凍る厚田村」と言われるように、厳しい自然環境が立ちはだかり、育てていくのに試行錯誤の連続でした。
特にソメイヨシノの品種の桜が咲く北限は「札幌まで」と言われ、植栽の構想を聞いた学者や業者からも、「不可能だ」「やめたほうがいい」との反対の声があがりました。
そうした不可能の壁を乗り越えて、厚田の大地にソメイヨシノを咲かせたのが桜守(さくらもり)の故・佐々木忠さんです。

墓園をソメイヨシノの桜で荘厳したい

池田先生を人生の師匠と決めた佐々木さんは、「戸田先生を顕彰する意義も込めて造られる戸田記念墓地公園を、戸田先生が大好きだったソメイヨシノの桜で荘厳したい」、との池田先生の願いを聞いて奮い立ちました。
植栽に当たって、佐々木さんは日本中の桜の専門家や植物学者を訪ねて歩き、意見を求めましたが、誰もソメイヨシノの北限のデータは持っていませんでした。
墓園をソメイヨシノの桜で荘厳したい佐々木さんは図書館に45日間通いつめて、1901(明治34)年から過去66年間分の厚田の気象データを集め分析しました。
いつ雪が降り、いつ雪がなくなるのか。1年間の気温の変化を調べ、桜が生育できる暖かい期間を調べた結果、7カ月という短い期間に十分な肥料を与え、育てなければならないことが分かりました。 ちなみに本州では樹木の栄養吸収期間が10カ月あり、厚田はそれよりも3カ月短いのです。
佐々木さんは課題を克服するため、桜の木の幹を1メートルほどに短く育て、栄養が早く木全体に循環するように工夫しました。それは、桜の天敵である海からの潮風を避けることにもつながり、墓園特有の迫力のある”桜のトンネル”の造形へとつながっていくのです。

立ちはだかる自然の猛威

その他、悪条件をあげればきりがありませんでした。
冬、2メートルを超える雪が積もる厚田の大地――。佐々木さんの研究によると、ソメイヨシノは氷点下18度以下では根が腐り、幹が裂けてしまうということが分かりました。そこで、桜の木一本一本の幹に、藁やビニールを巻いて保温に努めました。
しかし、数年たって、ようやく花が咲き始めた頃、今度は木の根元の樹皮が、ネズミやウサギ、シカといった動物たちに食べられる被害が発生。また、せっかく咲いた花さえも「ウソ」という鳥に食べられ、大きなダメージを。さらに、植栽して3年目の1979(昭和54)年には、台風の被害で桜の木がすべて倒れてしまいます。自然の猛威が容赦なく桜を襲い続けました。
佐々木さんは、桜が試練に負けず、たくましく育っていくように、土壌の改良や肥料の開発に挑戦。そして何よりも、仕事を終えて、夜の睡眠時間を削りながら、一本一本の桜の木の生命力が増すように、真剣に祈り続けたのです。

我が子のごとき「桜たち」

また、佐々木さんは園内を回るたびに、桜に語りかけながら、励ましを送り続けました。
「桜は我が子、同然です。子どもが何人にいたって構いません。本当にかわいいと思えば、子どもの気持ちが分かります。よく見れば、”どの木が元気がある”とか”ない”とか感じてくるものです。かわいいと思えば、『頑張れ』と声をかけたくなる。桜だって、冬の寒さにじっと耐えて咲いてくれる。『ありがとう』って自然に出てきます」

十年目の春 不可能を可能にした桜に感動

そうした試練の冬を乗り越えて、迎えた10年目の春――。ついに「不可能」が「可能」になりました。八千本の桜が見事に満開となったのです。
佐々木さんは語っています。「厳冬に負けず、不可能を可能としてみせたその一本一本の木の戦いに、深い感動を覚えるのです」
今年もめぐり来る桜の季節。厚田の桜が皆様のご来園を楽しみにしお待ちしています