ワンガリ・
マータイ博士


「池田会長の考えをアフリカの人々と分かち合うため、
尽力していきたいと思っています」

「池田会長の考えをアフリカの人々と分かち合うため、
尽力していきたいと思っています」
画像:「木を植える」——それは「生命」「平和」「未来」を育てること(2005年2月18日、東京)
「木を植える」——それは「生命」「平和」「未来」を育てること
(2005年2月18日、東京)

ようこそ!微笑みの勝利の母

「カリブ!(ようこそいらっしゃいました)」池田大作先生は、緑の大地の母、微笑みの勝利の母であるマータイ博士を、スワヒリ語で歓迎した。

池田先生の力強い歓迎の言葉に、マータイ博士は世界を魅了する“マータイ・スマイル”でこたえた。

博士が創設した「グリーンベルト運動」が評価され、2004年にアフリカの女性として、また環境分野で初のノーベル平和賞を受賞した。

森林破壊による砂漠化に苦しんでいたケニアの農村の女性たち。マータイ博士は、みずから7本の苗木を植えることから始め、「国民一人が一本の苗木を植えよう」と、女性たちの間に“対話の渦”を巻き起こす。そして、30年をかけて3000万本の植林に成功したのだ。

池田先生は、“母の、母による、母のための”運動を心から称えた。
画像:輝く笑顔で信念を語るマータイ博士(2005年2月18日、東京)
輝く笑顔で信念を語るマータイ博士
(2005年2月18日、東京)

“生きていること自体が素晴らしい”

池田先生はマータイ博士に、“輝く笑顔の秘けつ”をたずねた。

「“生きていること自体が素晴らしい体験”なのだから、楽しんでいかなければ!」と信念を語るマータイ博士に、池田先生も心から賛同した。

「仏法の真髄もまた、『生きることそれ自体が楽しい』という自分自身をつくる点にあります。自分自身を変える——それが、すなわち『人間革命』の哲学です」と。
画像:未来を拓く青年とともにマータイ博士を見送る(2005年2月18日、東京)
未来を拓く青年とともにマータイ博士を見送る
(2005年2月18日、東京)

池田会長の価値観を分かちあいたい

「地球憲章」の普及活動や、「グリーンベルト運動」を紹介する映画(「静かなる革命」)や展示の制作を通じてマータイ博士は、創価学会インタナショナル・SGIの哲学と運動を知る。その感動と共感を、率直に池田先生に伝えた。

「皆さまの思想は『生命を大切にする』思想です。『自然を大切にする』思想です。『社会を大切にする』思想です」「私が、池田会長の訴える価値観が重要だと言うのは、社会がまず、『人間は他の生命のおかげで生きている』と理解することが必要と思うからです。理解すれば、『なんとかしよう』という意欲も出てきます。こういう社会の動きこそ、若い人々への最大の啓発になるでしょう」

深い理解に感謝する池田先生に、マータイ博士は語りかけた。 「池田会長と創価学会の皆さんとお会いし、共通の価値観を分かち合う機会を得て、大変に感謝しております。池田会長が私たちに教えてくださっている価値観は、人類にとって最も重要な価値観です。全人類が共有すべき価値観です。

私は、池田会長の価値観を持ち帰ります。そして、池田会長の考えをアフリカの人々と分かち合うため、尽力していきたいと思っています」
画像:ワンガリ・マータイ

ワンガリ・マータイ

環境保護活動家 ノーベル平和賞受賞者

2004年、アフリカ女性で初、環境分野で初のノーベル平和賞を受賞。1940年、ケニア生まれ。1977年、NGO(非政府組織)「グリーンベルト運動」を設立し、農村女性を動員した植樹運動で、3000万本を植林。ケニアの国会議員、環境副大臣、ナイロビ大学初の女性教授等を歴任。

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