ウクライナ危機と核問題に関する緊急提言
「平和の回復へ歴史創造力の結集を」

2023年1月11日

画像:カザフスタン共和国の首都アスタナで昨年9月に行われた「核兵器なき世界への連帯」展。SGIとICANの共同制作による展示は、戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」発表65周年を迎えた同月、メキシコのグアナファト大学でも開催された
カザフスタン共和国の首都アスタナで昨年9月に行われた「核兵器なき世界への連帯」展。SGIとICANの共同制作による展示は、戸田第2代会長の「原水爆禁止宣言」発表65周年を迎えた同月、メキシコのグアナファト大学でも開催された
ウクライナを巡る危機の早期終結と核兵器の使用を防止するための措置を求めて、SGI(創価学会インタナショナル)会長である池田大作先生が、「平和の回復へ歴史創造力の結集を」と題する緊急提言を発表した。

これまでの40回にわたる「SGIの日」記念提言を通して論じてきた、核兵器にひそむ根源的な問題について改めて掘り下げながら、人類の未来を開く核軍縮を進めるための行動の連帯を呼びかける内容となっている。

提言では、危機が長期化する中で、多くの人々の命が脅かされる状況が続くとともに、食料やエネルギーの供給不足で世界中に深刻な打撃が広がっている事態に言及。

国連の仲介でロシアとウクライナをはじめとする関係国の会合を開催し、停戦合意を実現させるよう提唱している。

また、昨年8月のNPT(核兵器不拡散条約)再検討会議で焦点となった「核兵器の先制不使用」に関し、核保有国がその原則を共に確立することが急務であると強調。

現在の危機が露わにした核抑止の危険性を真摯に踏まえて、「核兵器のない世界」への時代転換を図ることを訴えている。
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