「SGIの日」記念提言
「人道の世紀へ 誓いの連帯」

2015年1月26日

画像:1975年1月の発足以来、世界に平和の種を蒔き、信頼と友情の輪を広げてきたSGI。その精神は今、各国の青年メンバーの心にも力強く脈打つ(2014年9月、東京・新宿区内で)
1975年1月の発足以来、世界に平和の種を蒔き、信頼と友情の輪を広げてきたSGI。その精神は今、各国の青年メンバーの心にも力強く脈打つ(2014年9月、東京・新宿区内で)
2015年1月26日の第40回「SGI(創価学会インタナショナル)の日」に寄せて、池田SGI会長は「人道の世紀へ 誓いの連帯」と題する提言を発表した。

提言ではまず、国連で採択予定の新しい国際目標に言及し、その挑戦を軌道に乗せる鍵として、①政治と経済の再人間化、②エンパワーメント(内発的な力の開花)の連鎖、③差異を超えた友情の拡大、の3点を提起。

仏法の「中道」の思想と「維摩経」の逸話や、ガンジーとマンデラ元大統領の生き方などを踏まえつつ、すべての人々の尊厳が輝く世界を築くための視座を浮き彫りにしている。

続いて、地球上から悲惨の二字をなくすために行動の共有が急務となる課題として、戦後最大の規模に達した難民や国際移住者が直面する厳しい状況に触れ、その改善を新しい国際目標の項目に盛り込むことや、難民のエンパワーメントを近隣諸国で共同で行う仕組みの整備を呼び掛けている。

次に、核兵器の非人道性をさまざまな角度から掘り下げ、核拡散防止条約(NPT)に基づき、核兵器ゼロに向けた義務の履行を図る「NPT核軍縮委員会」の新設を提唱。広島と長崎への原爆投下70年を機に「核兵器禁止条約」の交渉に着手し、締結に向けて日本が積極的な役割を果たすことを訴えている。

最後に、持続可能な地球社会の建設を展望し、モデル地域づくりを日本と中国と韓国で進めることを提案。「日中韓首脳会談」を早期に再開し、地域協力と青年交流の大幅な拡充を目指すことを呼び掛けている。

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