創価学会の教義

聖典

創価学会では、日蓮大聖人の著作や書状を「御書」と尊称し、信仰のあり方や姿勢が説かれた根本の聖典として学び、「御書根本」の実践を貫いています。

日蓮大聖人は人々を教え導くため、生涯にわたって数多くの著作や書状を残しました。それらは今日、「立正安国論」「開目抄」「観心本尊抄」等の法門書や弟子・門下たちへの消息文(手紙)など四百数十編が伝えられています。

日蓮大聖人の在世当時、仏教の論書は漢文体が普通でした。しかし、日蓮大聖人の消息文は多くの場合、庶民に分かりやすい仮名交じり文を、時には読み仮名も添えて記しています。門下からの供養や手紙に対しても、すぐに返事の筆を執り、譬喩や故事を織り交ぜながら、法門の内容を示しました。

創価学会では、第2代会長・戸田城聖先生の発願により、1952年に『日蓮大聖人御書全集』を刊行。漢文体で残されたものを書き下しにするなど、より広く現代に普及することを目指しました。

さらに、2021年11月には池田大作先生監修による『日蓮大聖人御書全集 新版』を刊行。漢字や仮名遣い等を現代表記に改め、改行や句読点、振り仮名を多く施すなど、より読みやすい内容となっています。

御書は現在、英語、中国語、スペイン語、韓国語、フランス語、ドイツ語、イタリア語など10言語以上に翻訳・出版され、世界中の会員が日蓮大聖人の仏法を学び実践に励んでいます。
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