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「望みは 大きすぎるくらいでちょうどよい」~池田先生の未来対話 Vol.4~

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書籍『未来対話』より抜粋した池田大作先生のメッセージを紹介します。
今回紹介するテーマは、「夢」についてです。


戸田先生は、偉大な夢に生き抜かれました。
先生の夢には、希望が輝いていました。
「新聞をつくろう。日本中の人に読ませよう」
「大学をつくろう。世界一の大学にしよう」
そう夢を語られたのは、先生の事業が一番苦しかった時です。
この戸田先生の夢を、私は全て実現してきました。
師匠の大きな夢に向かってまい進する中で、私自身が皆さんの年代のころに描いていた夢も、叶えることができました。
「日本中に桜の木を植えたい」
「人々の心に残る小説を書きたい」等々です。

夢を持つことは、みんなの特権です。
大人が決めるのでも、時代によって決められるものでもありません。
何でもいい。今は、あいまいでもいい。小さくても構わない。叶うか叶わないか、分からないままでいい。
まず心に思い描いてみることだ。
そして決めたら、勇気を持って一歩踏み出すことだ。
踏み出せば、歩むべき道が、どんどんはっきりしてくる。そこを、まっしぐらに前進していくのです。
戸田先生は、「青年は、望みが大きすぎるくらいで、ちょうどよいのだ」とおっしゃっていた。

夢と現実にギャップがあるのは当然です。
すぐに叶えられるような夢では、つまらないよ。
夢を実現するためには、“これをやり遂げてみせる!“という、強い一念を定めることです。

あこがれの職業に就いて、その道でトップを目指す。
それは素晴らしいことです。その上で、もう一歩深めて考えてほしいんだ。
「何のために」自分の夢を目指すのだろうか、と。
自分のためばかりではなく、人のためにもなる夢。
共に、みんなと喜び合える夢。
人類の幸福と平和を創り上げていく夢。
人のため、社会のために悩み、汗を流し、労苦を惜しまない――こんな尊い人生はありません。

皆さん自身が人類の希望であり、夢です。
皆さんが、「世界を平和にしよう」という夢に生き抜けば、必ず世界は平和へ近づくのです。
夢は、自らの可能性を最大限に発揮し、
未来を開く、“宝の鍵”なのです。



※本動画は、『未来対話――君と歩む勝利の道』(聖教新聞社出版局、2014年4月2日発行)より、
第4章「夢は未来を開く“宝の鍵”」の一部を引用・朗読しています。