文化の架け橋

展示活動

「地球的問題群の解決」「活字文化の復興」「写真文化の興隆」など幅広いテーマで展示会を開催しています。全国津々浦々、美術館や博物館が近隣にない地域にも出張展示し、これまで4700以上の会場で開催してきました。

生命尊厳の社会へ

「わたしと宇宙展——生命の地球と共に」
宇宙という広大なスケールで、わたしと地球を見つめる時、人類が「生命溢れる地球」に生きている奇跡と尊さに気がつきます。現代の地球的問題群の解決のため、地球市民意識の向上を目的に、2013年からスタートしましたが、2022年にリニューアルしました。

宇宙服や火星探査車のレプリカ、火星由来の貴重な隕石などを展示。高精細映像・AR(拡張現実)等のデジタルコンテンツも活用しています。
「ごはんといのちのストーリー展」
一番身近な文化である「食」をテーマに、自然のうちに“いのちのつながり”や“環境と人のつながり”が学べる展示として、2022年にスタートしました。

ウニやヒトデの殻に触れたり、食品サンプルを使ったオリジナル弁当が作れるコーナーなど参加・体験コーナーが充実。食や子育てに関する様々な角度からの話題もパネルで紹介しています。会場全体が写真を撮りたくなるような空間。子どもから大人まで楽しみながら学べる展示です。

活字文化の復興へ

「世界の書籍展」
活字離れの深刻さが叫ばれる中で、広く社会に「読書」と「本」の大切さを訴える催しとして、2002年に東京で巡回が始まり、これまでに100万人以上が鑑賞しています。

内容は16世紀ルネサンス期のプラトン全集など古今東西の貴重本を始め、知の宝石と言われる豆本や文豪の直筆などを展示しています。さらにユゴー、ゲーテ、ミッチェルなど古典・名作の世界を、カラーパネルで分かりやすく解説しています。
「絵本とわたしの物語展」
「活字文化の振興」を支援する催しとして2016年からスタートしました。子どもから高齢者まで幅広い世代が「読んで」「語って」「参加して」、交流が深まる内容となっています。
『赤ずきん』や『3びきの子ブタ』に、色々なストーリーやパロディがあることを紹介しています。ほかにも大人が楽しめる絵本、アートな絵本など、約250種600冊を手に取って読むことができます。

また、絵本が生まれた時代背景を知り、絵本を読んだ幼少期を振り返るコーナーとして、昭和20年から平成20年までを5つに区切り、各年代の年表と共に、生活用品、電化製品、文具、レコードなどを展示し、当時の生活空間を再現しています。

写真文化の興隆へ

「自然との対話——池田大作写真展」
池田先生が撮影した自然の風景などの写真を披露する同展は、写真文化の普及と興隆のために、1982年にスタートしました。これまでに日本各地を巡回し、1500を超える会場で開催。海外では、41カ国・地域で開催されています。
写真展「波涛を越えて」
海外航路に従事するメンバーの集い「波涛会」が行う写真展。なかなか目にすることのない海の表情や船上での生活のほか、世界各地の暮らしが、写真で生き生きとつづられます。 横浜市では、1987年を1回目とし、33回にわたり同展を開催。世界各地の航路や寄港地等で撮影した海・街・人などの写真80点を展示してきました。

また、神戸市でも1988年以来、15回にわたり開催。そして、国内各地の様々な場所でも開催展示されています。 これまで、世界21カ国で1900回以上開催されており、2008年6月には、国連の専門機関「国際海事機関(IMO)」の本部で展示会を開催しました。
平和・文化・教育