2025.02.10
「吹奏楽のための第一組曲」 創価グロリア吹奏楽団
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この作品は、組曲《惑星》で有名なイギリスの作曲家グスターヴ・ホルスト(1874-1934)によって1909年に書かれ、今でも世界中の吹奏楽ファンから親しまれる名曲です。
諸説ありますが、初演として広く知られている1920年に行われた演奏会では、演奏者が165人と非常に大編成であったと言われています。その後ホルストの自筆譜の所在が不明のまま1948年に出版されたスコアが、広く参照されるようになりました。
この作品は3つの曲によって構成されています。
第1曲「シャコンヌ」、
第2曲「インターメッツォ」、
第3曲「マーチ」です。
シャコンヌは日本語で変奏曲の一種のことで、冒頭では低音楽器によって主題が示され、様々な楽器で計16回繰り返されながら奏でられます。
インターメッツォは間奏曲の意味であり、軽快なリズムで曲が始まります。マーチでは冒頭からドラマティックな行進曲が奏でられ、クライマックスではシャコンヌとマーチの主題が同時に合わさって演奏され、クライマックスを迎えます。
自筆楽譜をもとに「原点版」に限りなく近づける校訂を行った伊藤康英氏の指揮で、当時のイギリスの音楽の雰囲気をお楽しみください。
創価グロリア吹奏楽団
創価グロリア吹奏楽団 創価学会音楽隊の中央楽団として、「音楽隊第一吹奏楽団」の名称で発足。1980年に「創価学会東京吹奏楽団」と改称。
1996年吹奏楽コンクールに初出場。翌97年に東京都代表として、第45回全日本吹奏楽コンクール(主催:全日本吹奏楽連盟・朝日新聞社)の全国大会に出場を果たし、金賞を受賞しました。
1997年11月1日に、「創価グロリア吹奏楽団」と改称。2002年からは同コンクールにおいて3年連続の金賞を受賞。 さらに2009年より2015年まで6大会連続金賞を受賞(2012年は規定により不出場)。2023年には通算16度目の金賞を受賞しています。
定期演奏会やファミリーコンサートの開催、イベントへの出演やレコーディングなど広範な活動を続け、東日本大震災の被災地支援の活動として、2011年5月には千葉県旭市で「復興応援コンサート」、2013年4月には福島県南相馬市にて「福光の春コンサート」を開催しました。
2014年からは、さらなる継続的な活動として「希望の絆」コンサートと題して、岩手県(大船渡市・釜石市・宮古市・盛岡市・遠野市)、福島県(福島市・須賀川市)、宮城県(多賀城市・石巻市・名取市・富谷市・仙台市・栗原市・大崎市・黒川郡大和町、大郷町)にて演奏会を開催。
また2018年には熊本地震の復興支援活動として、熊本県(熊本市・宇土市・菊池郡菊陽町)でコンサートを行い、2024年8月には、令和6年能登半島地震の復興支援活動として、石川・金沢市でも開催しました。
楽団員は、首都圏に在住する青年メンバーで構成されています。