2026.01.16
「『あきらめ』は脳のブレーキ」 ~池田先生の希望対話 Vol.8~
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書籍『希望対話』より抜粋した池田大作先生のメッセージを紹介します。
今回紹介するテーマは、「頭がいいとは」です。
みんなが言う「頭のいい人」って何だろう?
頭のよさには「記憶力」もあれば、「思考力」もある。
「発想力」や「独創力」もある。
「理解力」もあれば「表現力」もある。
脳の中には、絵をかく才能もあれば、人を笑わせる才能も入っている。
人と仲良しになる才能、人を思いやる才能、スポーツや音楽の才能も当然、入っています。
みんなが、違っていて、みんなが何かの「天才」なんです。
それを「使命」という。
だれもが自分だけの、自分にしかできない使命をもっている。
「頭がいいのと悪いのと、どのくらいの差があるか」――
私の恩師である戸田城聖先生は、
筆をとって、半紙に、サッと一本の線を引いて言われた。
「この線の『上』と『下』くらいの差しかないんだよ」と
この「線一本」の差とは何か。
それは、いろいろに言えるだろうが、
「さあ、やってみよう!」という挑戦の心とも言える。
じつは、 みんな忘れているけど、
これまで、もうすでに「不可能」を「可能」にしてきたんだよ。
生まれたとき、何もできなかった君が、
今、どれほどのことができるようになったことか!
君が初めて笑ったときのこと。
君が初めて立てたときのこと。
君が初めて言葉をしゃべったときのこと。
初めて勉強机に向かって座ったときのこと。
それはじつは、「ものすごいこと」なんです。
人間の脳(大脳皮質)の細胞は、
一つ一つが「神経線維」というコードで結びつけられて、
脳のなかに複雑な「連絡網」がつくられている。
でも、この脳の「連絡網」は最初から、つながっているわけではありません。
自分の力で「つなげる」のです。
赤ちゃんがどんどん変わっていくのは、
脳の中で、新しい「神経」のコードが伸びて、
プラグをコンセントに差しこむように、
細胞と細胞が、次々に、つながっていくからなんです。
みなさんも同じです。
新しいことに一生懸命に取り組んで、「できた!」と思ったときです。
勉強していて「わかった!」というときです。
そのときが、「脳のコンセント」がつながった瞬間なんです。
それを繰り返すことによって、回路が太くなります。
頭を使えば使うほど、しっかりした脳の「連絡網」ができるのです。
では、脳にとっての一番の敵は、何だろう?
それは、「ダメだ!」と、あきらめてしまうことです。
「ダメだ」と思うと、脳に「ブレーキ」が、かかるのです
あきらめてしまうと、脳自身が、せっかくコードを伸ばそうとしているのに、
「ダメだ」という信号に「邪魔」されて、肝心のコンセントに接続されない。
結論を言えば、「頭がいい人」というのは、「絶対にあきらめない人」です。
わからないことから逃げるんじゃなく、
「何としても、わかろう」と「攻めていく人」です。
こんなことを言うと、ご両親や先生に叱られるかもしれないけれども、
一生懸命に努力して、それでも成績が上がらなかったら、それはそれでいいと私は思う。
一時の結果よりも、大事なのは、「努力するくせ」をつけることだからです。
勉強でも何でも、全力を出す「くせ」をつけることだからです。
もっている力を出しきる「くせ」をつければ、
どんどん「力」が出てくるのです。
※本動画は、『池田大作先生の希望対話 21世紀を生きる君たちへ』(聖教新聞社出版局、2007/03/16発行)より
〈一学期の章: 頭がいいって どんな人? 「ダメな人」なんていない〉 から一部を引用・朗読しています。
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