カザフスタン核実験被害者の証言映像
「私は生き抜く~語られざるセミパラチンスク~」

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創価学会インタナショナル(SGI)が協力し、カザフスタンのNGO「国際安全保障政策センター(CISP)」が制作した、カザフスタンの核実験被害者の証言映像「私は生き抜く~語られざるセミパラチンスク~」が公開されました。これは核兵器禁止条約(TPNW)で謳われた、核兵器の使用や核実験による被害者支援および環境修復のための議論の促進と意識啓発を目的としています。

旧ソ連時代、カザフスタンの旧セミパラチンスク(現セメイ市ほか)には日本の四国ほどの大きさの核実験場がありました。別名「ポリゴン」(演習場の意)と呼ばれたこの地では、1949年から89年までの約40年間に450回以上の核実験が行われ、被害者は約150万人に及ぶと言われています。

核実験等による人々への影響や環境汚染を浮き彫りにし、グローバル・ヒバクシャを取り巻く深刻な被害の一端を伝えるこの作品は、2023年11月にニューヨークの国連本部における「核兵器禁止条約第2回締約国会議」の関連行事で初公開されました。

私たちは、こうした教育ツールの制作や普及を通じて、広島、長崎の被爆者とともに核実験地や核物質の採掘従事者等のグローバル・ヒバクシャに関する情報発信や意識啓発のための活動を継続して推進していきます。

(上映時間は約20分)