「星屑パレット」創価グロリア吹奏楽団

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2018年、フランスで開催された第6回クードヴァン国際交響吹奏楽作曲コンクールで第1位および聴衆賞を受賞した芳賀傑氏。

この受賞作品《水面に映るグラデーションの空》の終結部にあるコラールをもとに、このコラールの部分だけを独立させて小品となったのが、《星屑パレット》です。

2016年に作曲された《水面に映るグラデーションの空》は、2011年の東日本大震災、芳賀氏のパリ留学中に起こった2015年のパリ同時多発テロの悲しみをテーマに、「平和とは何か」を問う作品です。芳賀氏は「私にできる唯一の事は、優しい音を書く 事だった」と語っています。

静寂で満ちたビブラフォンの中から、ひとつの音(As音)が現れ、それが波紋のように広がっていき、断片的だった響きが少しずつ旋律を形成し、その旋律もまた楽器が重ねられることで響きが増していきます。

流した涙が夜空を映す水面に落ちて、星屑となってきらきらと煌めくーそんな情景を思い浮かべながら、どうぞお聴きください。

創価グロリア吹奏楽団

創価学会音楽隊の中央楽団として、「音楽隊第一吹奏楽団」の名称で発足。1980年に「創価学会東京吹奏楽団」と改称。

1996年吹奏楽コンクールに初出場。翌97年に東京都代表として、第45回全日本吹奏楽コンクール(主催:全日本吹奏楽連盟・朝日新聞社)の全国大会に出場を果たし、金賞を受賞しました。

1997年11月1日に、「創価グロリア吹奏楽団」と改称。2002年からは同コンクールにおいて3年連続の金賞を受賞。
さらに2009年より2015年まで6大会連続金賞を受賞(2012年は規定により不出場)。2021年には通算14度目の金賞を受賞しています。

定期演奏会やファミリーコンサートの開催、イベントへの出演やレコーディングなど広範な活動を続け、東日本大震災の被災地支援の活動として、2011年5月には千葉県旭市で「復興応援コンサート」、2013年4月には福島県南相馬市にて「福光の春コンサート」を開催しました。

2014年からは、さらなる継続的な活動として「希望の絆」コンサートと題して、岩手県(大船渡市・釜石市・宮古市・盛岡市・遠野市)、福島県(福島市・須賀川市)、宮城県(多賀城市・石巻市・名取市・富谷市・仙台市・栗原市・大崎市・黒川郡大和町、大郷町)にて演奏会を開催。

2018年には熊本地震の復興支援活動として、熊本県(熊本市・宇土市・菊池郡菊陽町)で開催しました。

楽団員は、首都圏に在住する青年メンバーで構成されています。