「陽はまた昇る」 創価グロリア吹奏楽団

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2011年3月11日。甚大な被害を及ぼした東日本大震災は、日本中の人たちを悲しみに包みました。

当時の様子は報道を通じて全世界の人々にも衝撃を与え、誰もが心を痛めました。イギリスの作曲家、フィリップ・スパークもその一人です。親しい友人がたくさんいる日本で起きた災害はスパークにも大きなショックを与え、友人である西田裕氏の「この大地震によって被災した方々を元気づけるために、何か楽曲を書いて貰えないか」との提案から作曲に取り掛かり、〈THE SUN WILL RISE AGAIN〉(陽はまた昇る)が完成しました。

本来この楽曲は、〈カンティレーナ〉というブラスバンド曲から吹奏楽用に編曲し、「日出ずる国」に敬意を表して新しい曲として生まれた楽曲です。この楽曲の出版印税を含め、全販売収益は、全て日本赤十字社の緊急救援基金へ寄付されています。

東日本大震災から10年以上経った今も、復興を願い、吹奏楽を愛する人々によって、各地で数多く演奏されている一曲です。

創価グロリア吹奏楽団

創価学会音楽隊の中央楽団として、「音楽隊第一吹奏楽団」の名称で発足。1980年に「創価学会東京吹奏楽団」と改称。

1996年吹奏楽コンクールに初出場。翌97年に東京都代表として、第45回全日本吹奏楽コンクール(主催:全日本吹奏楽連盟・朝日新聞社)の全国大会に出場を果たし、金賞を受賞しました。

1997年11月1日に、「創価グロリア吹奏楽団」と改称。2002年からは同コンクールにおいて3年連続の金賞を受賞。さらに2009年より2015年まで6大会連続金賞を受賞(2012年は規定により不出場)。2022年には通算15度目の金賞を受賞しています。

定期演奏会やファミリーコンサートの開催、イベントへの出演やレコーディングなど広範な活動を続け、東日本大震災の被災地支援の活動として、2011年5月には千葉県旭市で「復興応援コンサート」、2013年4月には福島県南相馬市にて「福光の春コンサート」を開催しました。

2014年からは、さらなる継続的な活動として「希望の絆」コンサートと題して、岩手県(大船渡市・釜石市・宮古市・盛岡市・遠野市)、福島県(福島市・須賀川市)、宮城県(多賀城市・石巻市・名取市・富谷市・仙台市・栗原市・大崎市・黒川郡大和町、大郷町)にて演奏会を開催。

2018年には熊本地震の復興支援活動として、熊本県(熊本市・宇土市・菊池郡菊陽町)で開催しました。

楽団員は、首都圏に在住する青年メンバーで構成されています。