「楽譜を開けば野原に風が吹く」しなの合唱団

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2023年6月に行われた、音楽隊・しなの合唱団の第29回定期演奏会のアンコールで披露された男声合唱曲「楽譜を開けば野原に風が吹く」をお届けします。

「待つものではなく、風は起こすものなのだ」

福島県で生まれ育ち、現在もなお福島県を拠点として活動する詩人・和合亮一氏。詩人は、この詩に「あふれ出る合唱のエネルギーと祈りを届けて欲しい」との思いを乗せました。作曲家・信長貴富氏によって生命が吹き込まれた詩からは、誓いの旗をはためかせ、鼓舞するような、力強い“追い風”さえ感じます。

2011年3月11日、東日本大震災。十余年が経過する今でも風化することのない悲惨な出来事。あるいは悲しみ、あるいは涙。人生とは、生きるとは、“向かい風”という困難の連続です。それでも、世界は希望で溢れています。夜空には一番星が輝いています。野原には風が吹いています。

心の楽譜を開けば、どんな景色が広がっているのでしょうか。

背中に風を感じるような、推進力のあるサウンドをお聴きください。

■創価学会しなの合唱団

1969年9月14日「しなの合唱団」として結成。1997年東京都合唱コンクールに初めて挑戦しました。

2005年には東京都代表として、第58回全日本合唱コンクール全国大会に初出場。2007年には同コンクールで初の金賞を受賞し、2013年から2015年まで3大会連続金賞を受賞しました。2018年には5度目となる金賞を受賞しています。

コンクールへの挑戦の他にも、定期演奏会やファミリーコンサートの開催、イベントへの出演やレコーディングなど、活動は広範に渡っています。

特に東日本大震災の被災地支援の活動として開始した「希望の絆」コンサートは、2014年3月の福島県郡山市を始め、宮城県・福島県・岩手県の各地で計100回以上の公演を数え、さらに熊本地震・北海道胆振東部地震・西日本豪雨の復興支援として熊本県・北海道・愛媛県の被災地域でも開催してきました。

団員は、首都圏在住の青年メンバーで構成されています。