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【被爆80年】核兵器の脅威を映像・証言・展示で学び、語ることから始めよう。

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被爆から80年


広島・長崎に原子爆弾が投下された1945年から、私たちは80年という歳月を歩んできました。
しかし、核兵器のない世界は、いまだ実現していません。
核兵器の恐ろしさを、そして被爆の実相を、次の世代にどう受け継ぐのか――
いま、私たち一人ひとりの行動が問われています。

創価学会は、核兵器廃絶に向け、草の根の対話を軸とした意識啓発の運動を推進しています。その一環として、これまでに、国内外の団体と連携し、証言映像やドキュメンタリー、展示など、さまざまなコンテンツを制作・発信してきました。

ぜひ、関心のあるものを見て、感じたことを身近な人に語ってみてください。
「被爆80年」の節目に、核兵器のない未来に向けて、共に考え、語り、歩み始めませんか?

  

映像や証言を見たあとに語り合ってみよう ― ディスカッションのすすめ

映像や証言を見たあとは、家族や友人、クラスメイトと「語ること」をおすすめします。
問いを通して自分の考えを深めたり、他の人の感じ方を知ることで、平和への思いや視野は広がります。

  • あなたが一番大切にしているものは何ですか?核兵器は、私たちの大切な人やものにどんな影響を与えると思いますか?
  • 核兵器は大きな被害をもたらすのに、なぜ今も存在していると思いますか?
  • もし核兵器が使われたら、私たちは何を永遠に失うことになるでしょうか?
  • 核兵器は世界を安全にしていると思いますか?それとも危険にしていると思いますか?
  • あなたはどんな未来を望んでいますか?その未来をつくるために、自分にできることは何だと思いますか?

  

1.映像で「知る」ことから始めよう

  

[映像]広島で被爆した郭福順さんの証言

16歳で被爆。韓国人として差別や原爆症と闘いながらも、夢だった家庭を築き、たくましく生き抜いた人生を語っています。

  

  

  

[映像]長崎で被爆した和田征子さんの証言

1歳で被爆。家族からの話や記憶を通して、自らの体験を語ります。和田さんが事務局次長を務める日本被団協は2024年にノーベル平和賞を受賞。

  

  

  

[映像]知られざるヒロシマの真実と原爆の実態

被爆者であり、映像作家の田邊雅章氏による作品。爆心地から1km圏内の街並みや人々の暮らしを再現し、500人の証言をもとに被爆の実相に迫ります。

  

  

2.世界に広がる被害「グローバルヒバクシャ」とは?

  

[映像]カザフスタン核実験被害者の証言映像「私は生き抜く~語られざるセミパラチンスク~」

核実験等による人々への影響や環境汚染を浮き彫りにし、グローバルヒバクシャを取り巻く深刻な被害の一端を伝えています。

  

  

  

[講演]グローバルヒバクシャ――終わらない核被害

長年、マーシャル諸島の核実験被害の現地調査をはじめ、世界の核被害および「グローバルヒバクシャ」について研究する、明星大学の竹峰誠一郎教授による講演。

  

  

3.展示・資料でさらに理解を深めよう

  

[展示]核兵器なき世界への連帯

核兵器の問題を人道や環境、ジェンダーなど12の視点から問い直し、核兵器廃絶に向けた連帯を訴えています。
これまでに、ジュネーブの国連欧州本部をはじめ、ワシントン、長崎、沖縄など世界21カ国90都市以上で開催してきました。

  

  

  

  

[特設サイト]核兵器禁止条約とは?

核兵器禁止条約の解説サイト。条約に関する説明や、関連ツール「スライドストーリー(ICANと共同制作)」、「ハンドブック」などを紹介しています。

  

  

未来を変えるのは、私たち一人ひとり

80年という節目は、過去を振り返る時であるとともに、未来を見つめる時でもあります。

平和は、誰かが与えてくれるものではありません。
「知ろう」とする気持ち、「語ってみよう」という思い、
そして「やってみよう」と踏み出す挑戦ーー
そのすべてが、核兵器のない世界への力となります。

被爆80年。
今、あなたの思いと行動が、未来を変えていきます。
ともに、核兵器のない世界をめざして歩んでいきましょう。