「まじなひ~その参~」関西吹奏楽団

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2023年5月28日、フェニーチェ堺で開催された関西吹奏楽団第43回定期演奏会から、「まじなひ~その参~」をお届けします。

タイトルである「まじない」は、漢字で書くと「呪い」となり、“のろい”とも読めてしまうのですが、作曲者自身が「まじない」と読んでほしいため、この綴り方にしたそうです。

冒頭、不気味で印象的なゴングの響きから始まり、曲全体を支配するテーマが奏でられた後、何かに取り憑かれたように音楽が動き出します。

一瞬の静寂の後、少しずつテンポアップし、音楽も徐々に興奮度が高まります。

クライマックスでは、楽団と指揮者が一体となってエキサイティングに進んだ後、最後はその感情が一気に崩壊するような鋭い音楽で終わります。

■関西吹奏楽団楽団

創価学会関西吹奏楽団 昭和46年(1971年)1月に、創価学会関西音楽隊の中央楽団として、「関西吹奏楽団」の名称で発足しました。(愛称は「関吹・カンスイ」)

以来「音楽で人々に勇気と希望を」をモットーとし、数々の著名演奏家・作曲家を招きながら、定期演奏会など幅広く文化・音楽運動を展開しています。

昭和55年(1980年)には全日本吹奏楽コンクールにおいて、音楽隊として初の全国大会「金賞」を受賞。2023年10月に行われた全国大会でも21度目の「金賞」を受賞し、通算23回の全国大会に出場しています。

また、被災地の復興支援として2015年より東北地方、2023には中国地方において5度の「希望の絆」コンサートを開催。楽団員は一般の学生や社会人の男性のみの構成されており、その編成から奏でられる重厚なサウンドを持ち味としています。