2025.06.20
行進曲「山辺の道」 関西吹奏楽団
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2024年5月5日、フェニーチェ堺で開催された関西吹奏楽団第44回定期演奏会から、「行進曲『山辺の道』」をお届けします。
行進曲 「山辺の道」は、大阪府出身の酒井格氏が2002年に奈良ウィンドコンサートファミリーからの委嘱により作曲したコンサートマーチです。
「山辺の道」は、約1900年前に整備されていたとされる日本最古の道として知られます。奈良県天理市から桜井市の山裾を結ぶ、全長およそ16kmの散策道とされており、『古事記』『日本書紀』『万葉集』にも記されています。
そんな深淵な歴史を持つ古道を彷彿とさせる前半の旋律と、山に木霊するかのような打楽器の音色やチューバのソロなど、 魅力的な要素の詰まった壮大なマーチとなっています。
■関西吹奏楽団
創価学会関西吹奏楽団 昭和46年(1971年)1月に、創価学会関西音楽隊の中央楽団として、「関西吹奏楽団」の名称で発足しました。(愛称は「関吹・カンスイ」)
以来「音楽で人々に勇気と希望を」をモットーとし、数々の著名演奏家・作曲家を招きながら、定期演奏会など幅広く文化・音楽運動を展開しています。
昭和55年(1980年)には全日本吹奏楽コンクールにおいて、音楽隊として初の全国大会「金賞」を受賞。2023年10月に行われた全国大会でも21度目の「金賞」を受賞し、通算24回の全国大会に出場しています。
また、被災地の復興支援として2015年より東北地方、2023年には中国地方において5度の「希望の絆」コンサートを開催。楽団員は一般の学生や社会人の男性のみで構成されており、その編成から奏でられる重厚なサウンドを持ち味としています。