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「カントゥス・ソナーレ」 関西吹奏楽団

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2024年5月5日、フェニーチェ堺で開催された関西吹奏楽団第44回定期演奏会から、「カントゥス・ソナーレ」をお届けします。

「カントゥス・ソナーレ」は2004年に創価グロリア吹奏楽団からの委嘱で鈴木英史氏により作曲されました。『響きが歌となり、歌が響きとなる』との意味合いがこめられており、鈴木氏の持ち味である豊かな倍音が冒頭から響き渡ります。

分散和音のモチーフが繰り返し現れる前半部分に対し、中間部分は順次進行のモチーフを拡大したりシンコペーションにする事により和音との調和と安堵感を生み出しています。

スリルとシリアスが混迷する中に、それまでに登場したモチーフがたたみかけ荘厳な集結部へと流れ込みます。

■関西吹奏楽団

創価学会関西吹奏楽団 昭和46年(1971年)1月に、創価学会関西音楽隊の中央楽団として、「関西吹奏楽団」の名称で発足しました。(愛称は「関吹・カンスイ」)

以来「音楽で人々に勇気と希望を」をモットーとし、数々の著名演奏家・作曲家を招きながら、定期演奏会など幅広く文化・音楽運動を展開しています。

昭和55年(1980年)には全日本吹奏楽コンクールにおいて、音楽隊として初の全国大会「金賞」を受賞。2023年10月に行われた全国大会でも21度目の「金賞」を受賞し、通算24回の全国大会に出場しています。

また、被災地の復興支援として2015年より東北地方、2023年には中国地方において5度の「希望の絆」コンサートを開催。楽団員は一般の学生や社会人の男性のみで構成されており、その編成から奏でられる重厚なサウンドを持ち味としています。