「決意できたら 半分できたようなものだ」~池田先生の希望対話 Vol.5~

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池田先生は、未来を担う子どもたちに、数々の希望のメッセージを贈ってきました。
その一つが、『希望対話』です。
今回 紹介するテーマは、「決意」です。

  

※書籍『希望対話』より抜粋


「夢こそ力」です。「希望こそ力」です。人間は 「絶対に、これだけはやりとげるんだ」と固く固く決意したら、たいていのことはできるものなんです。

人間自身が 「どうしたいか」で、全部、決まるのです。だから「希望こそ力」
と言っているのです。

1901年の正月の新聞に「20世紀には、こんなことができるようになる」という予測がのった。

「相手の顔が見える電話ができる」

「機関車は時速240キロメートル以上になり、東京―神戸間を2時間半で走る
」「馬車鉄道はなくなり、地下を走る電車になる」

これらは、たぶん、個人の予測というより、当時、多くの人が願望し、想像していたことだったんじゃないかと思う 。

「人間が『こうしたい!』と夢みたことは、十中八九、実現していく」ということです。
その意味で、「予言が当たった」のではなくて、「みんなが願ったから、実現した」と言えるかもしれない。

何かを「解決したい!」と心から願えば 「知恵」が出るのです。

本当に、心の底から 「こうしたい!」 「必ず、必ず、やりとげてみせる!」と決意ができたら、半分できたようなものだ。

反対に、中途半端な決意では、何もできない。川がある。橋がない。船もない。「渡りたいな。だけど無理だな」。そう思ったらその時点で“終わり”です。永久に渡れない。

「橋がない。じゃあ、橋を架けよう!」

「船がない。じゃあ、船をつくろう!」

「橋もできない。船もできない。じゃあ、泳いで渡ろう!」

この意気です。

エジソンは「20世紀を発明した男」と呼ばれる。

しかし、学校では、さんざんだった。成績が悪すぎて、小学校を3カ月で、やめることになってしまった。その彼が発明王になった。

なぜ、成功したのか。答えは簡単です。「成功するまで、やり続けた」からです。

「電池」を発明したときだって、うまくいかなくて、実験を1万回以上した。エジソンは、へこたれるどころか、意気揚々としていた。「失敗なんかしていない。“うまくいかない方法”を一万も考え出したんだから!」と、胸を張っていた。

最後まであきらめてはいけない。あせったり、なげやりになってはいけない。

希望です。命あるかぎり、希望はある。

みんな若いのだから!「自分は、がんばれば何でもできるんだ」と言い聞かせて、21世紀を勝ち抜いてください。