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「本の世界は『第二の宇宙』」~池田先生の希望対話 Vol.6~

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書籍『希望対話』より抜粋した池田大作先生のメッセージを紹介します。
今回紹介するテーマは「読書」についてです。

  

※書籍『希望対話』より抜粋


「本を読む楽しさ」を知らないということは、人生の巨大な損失です。いっぱいの宝物に囲まれながら、その価値を知らないために、貧しい暮らしをしている人のようだ。

本は、どんな時代の、どんな国へだって、連れていってくれる。5千年前のピラミッドの王国にだって、ルネサンスのイタリアにだって、信長や秀吉がいた戦国時代にだって行ける。時を超え、空を超え、どこへでも行ける。

「本の発明」は、人類の歴史の中で、最大の発明の一つです。

本は知識をくれる。本は感動をくれる。本は勇気をくれる。本は思いやりをくれる。本を読む習慣さえ身につけておけば、その人の道に「希望」が消えることはないのです。

本は活字だけ。もう見ているだけで眠くなったり、息苦しくなっちゃうという人もいる。

でも、少し慣れてくれば、活字の一つ一つが、生きもののように、姿を変える。黒いだけの文字が、緑の樹々になり、赤や黄の花壇になり、純白の雪の結晶になり、青い海にもなる。

それが本です。「想像力」の力です。「活字を読む」ことよって、「想像力」が、どんどん鍛えられていくのです。

「ちょっとだけがんばって読んでいく」くせをつけていけば、だんだん想像力や理解力が鍛えられて、読むのが楽しくなってくるはずです。

机に向かって読むだけが「読書」じゃない。ちょっとした時間に読んだものが、案外、心に残っているものです。

だから、まず「いつも本をもち歩く」ことでしょう。

私も青春時代、本を手放さなかった。

ともかく、みなさんは若い。頭と心の柔らかな今こそ、思うぞんぶんに、本を読んでもらいたい。本の世界は「第二の宇宙」です。その広大な世界を、自由自在に旅行できる人になってください!