2024.11.29
「本の世界は『第二の宇宙』」~池田先生の希望対話 Vol.6~
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書籍『希望対話』より抜粋した池田大作先生のメッセージを紹介します。
今回紹介するテーマは「読書」についてです。
※書籍『希望対話』より抜粋
「本を読む楽しさ」を知らないということは、人生の巨大な損失です。いっぱいの宝物に囲まれながら、その価値を知らないために、貧しい暮らしをしている人のようだ。
本は、どんな時代の、どんな国へだって、連れていってくれる。5千年前のピラミッドの王国にだって、ルネサンスのイタリアにだって、信長や秀吉がいた戦国時代にだって行ける。時を超え、空を超え、どこへでも行ける。
「本の発明」は、人類の歴史の中で、最大の発明の一つです。
本は知識をくれる。本は感動をくれる。本は勇気をくれる。本は思いやりをくれる。本を読む習慣さえ身につけておけば、その人の道に「希望」が消えることはないのです。
本は活字だけ。もう見ているだけで眠くなったり、息苦しくなっちゃうという人もいる。
でも、少し慣れてくれば、活字の一つ一つが、生きもののように、姿を変える。黒いだけの文字が、緑の樹々になり、赤や黄の花壇になり、純白の雪の結晶になり、青い海にもなる。
それが本です。「想像力」の力です。「活字を読む」ことよって、「想像力」が、どんどん鍛えられていくのです。
「ちょっとだけがんばって読んでいく」くせをつけていけば、だんだん想像力や理解力が鍛えられて、読むのが楽しくなってくるはずです。
机に向かって読むだけが「読書」じゃない。ちょっとした時間に読んだものが、案外、心に残っているものです。
だから、まず「いつも本をもち歩く」ことでしょう。
私も青春時代、本を手放さなかった。
ともかく、みなさんは若い。頭と心の柔らかな今こそ、思うぞんぶんに、本を読んでもらいたい。本の世界は「第二の宇宙」です。その広大な世界を、自由自在に旅行できる人になってください!