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「相手が喜べば 自分も楽しい」~池田先生の未来対話 Vol.1~

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書籍『未来対話』より抜粋した池田大作先生のメッセージを紹介します。
今回紹介するテーマは「人のために」についてです。


「人のため」とは、相手を喜ばせてあげることです。
相手が喜べば、自分も楽しい。充実がある。
張り合いがある。生きがいがある。
それは、自分のことしか考えてない時の喜びとは、
比べものにならないほど、大きくて深い喜びなのです。

互いに喜び、自分も他人も、大歓喜に包まれて幸福に生きる――
そのために、人生はあるんです。

「人のために灯をともせば、自分の前も明るくなる」

人のためにする行動は、必ず自分のためにもなる。
何よりも、自分の生命が明るく光り輝きます。
真に「人のために」生きることは、
強く賢く、自分も他人も大切にしていく生き方なんです。

もちろん、今、皆さんにとって大切なことは、
自分自身を鍛えることです。
背伸びをする必要は、まったくありません。
その上で、身近なところから、自分が今できることを、
無理せず行っていけばいいんです。

仏法者である私たちは、まず、友の幸せを祈って
題目をあげることができる。
そこから湧き上がる勇気と思いやりの心で、
友に接していくことです。

日々の生活に当てはめれば――

教室に一人でいる友達がいれば、一言、声をかけてみる。
下を向いている人がいれば、笑顔で明るくあいさつしてみる。

落ち込んでいる友を励ます方法だって、さまざまです。
「大丈夫だよ」と言ってあげる。
側にいてあげることだって、すごい支えになる。
小さいことのように思えるけど、
そうした真心が、実は一番、大きな力になるんだよ。

未来部のみんなにも、家庭で、学校で、地域で、そして世界で、
笑顔の花、対話の花、喜びの花を大きく広げていってほしい。

そして、皆から頼りにされる、時代の柱になってほしい。
これが永遠に変わらない、私の祈りです。