2025.04.26
「アルビレオ《二重星》」 関西吹奏楽団
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2024年5月5日、フェニーチェ堺で開催された関西吹奏楽団第44回定期演奏会から、「アルビレオ」をお届けします。
「アルビレオ」は1998年度全日本吹奏楽コンクールの課題曲として、吹奏楽連盟からの委嘱で保科洋氏が作曲した吹奏楽曲です。
曲名の「アルビレオ」とは、星座の白鳥座にある、全天で最も美しいと言われる二重星の名前で、緑と橙色の美しい様子は双眼鏡でも見ることができます。
二つの性格の異なるテーマが絡み合いながら進行してゆく、というこの曲のコンセプトを美しい二重星に託して命名したもので、曲首に提示される二つの相反するモティーフがどのように展開されてゆくか、に注目してお聴きください。
なお、当演奏は、作曲者自身の手で作り直された改訂版となります。
■関西吹奏楽団
創価学会関西吹奏楽団 昭和46年(1971年)1月に、創価学会関西音楽隊の中央楽団として、「関西吹奏楽団」の名称で発足しました。(愛称は「関吹・カンスイ」)
以来「音楽で人々に勇気と希望を」をモットーとし、数々の著名演奏家・作曲家を招きながら、定期演奏会など幅広く文化・音楽運動を展開しています。
昭和55年(1980年)には全日本吹奏楽コンクールにおいて、音楽隊として初の全国大会「金賞」を受賞。2023年10月に行われた全国大会でも21度目の「金賞」を受賞し、通算24回の全国大会に出場しています。
また、被災地の復興支援として2015年より東北地方、2023年には中国地方において5度の「希望の絆」コンサートを開催。楽団員は一般の学生や社会人の男性のみで構成されており、その編成から奏でられる重厚なサウンドを持ち味としています。