ウィズコロナ時代 民主音楽協会の新たな取り組み「音楽で前に進もう!」

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SNSで多彩な情報発信

ウィズコロナ時代の新たな取り組み。民主音楽協会(以下民音)はWebやSNSを使って世界中の音楽をはじめ、文化、観光情報を配信してきました。
オンライン企画「MIN-ONミュージック・ジャーニー」をはじめとする多彩なプログラムは、各国の駐日大使館、そして世界中のアーティストの協力を得て実現しました。

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「MIN-ONミュージック・ジャーニー」【キューバ】パンチョ・アマート・バンド

  

  

  

キューバ共和国 ミゲル・アンヘル・ラミレス・ラモス特命全権大使
「コロナ禍において音楽は愛の架け橋となり、世界を結ぶという大切な役割を持っていると思います。今回、キューバが民音の企画に参加できることをとてもうれしく思います。」

  

  

  

在日キューバ人ミュージシャン アレキサンダー・ラボルデ・パドロン氏
「世界中の音楽を広めることに取り組み続けてもらいたい。どんなに厳しい状況でも社会に芸術の素晴らしさを伝え続ける力が民音にはあると信じています。」

  

音楽交流番組「シェアミュージック・デー」

民音研究所が制作する、音楽交流番組「シェアミュージック・デー」は世界中の音楽、アーティストの活動を紹介しています。

埋め込み用のHTMLを取得することができませんでした: https://youtu.be/Za-CPV8ASNg
音楽交流番組「シェアミュージック・デー」第1回

  

「小泉文夫音楽賞」を民音が受賞

想いを乗せた新しい企画が生まれる中、民音のこれまでの活動も改めて評価されました。

民族音楽研究に生涯を捧げた小泉文夫氏を記念した「小泉文夫音楽賞」を民音が受賞。選考において「諸民族、特にアジアの音楽の魅力を、膨大な公演と現地調査を通じて、研究者のみならず多くの人々に伝え、身近なものとした功績」が高く評価されました。

賛助会員の皆様の支援無くしては実現しえなかった、民音の文化交流の証ともいえる意義深い受賞でした。

世界でも数少ない音楽博物館のひとつ――民音音楽博物館

音楽文化の交流の場として、世界中の人々から愛される民音音楽博物館。来館者は200万人以上。
コロナ禍においても、各国の大使が来館し、友情を深め合うことを誓いました。

  

  

ジャマイカ ショーナ‐ケイ・M・リチャーズ特命全権大使
「私は池田博士が創立した民音にとても刺激を受けています。音楽の交流は、不信感や偏見を克服し、世界の平和を築けるというメッセージ。まさにジャマイカの音楽、レゲエの価値観であり、私たちの願いでもあります。」

  

  

  

アルゼンチン共和国 ギジェルモ・フアン・ハント特命全権大使
「民音の素晴らしいピアノコレクション、そして演奏を聴くことができて、本当に夢のような時間でした。これからも感動あふれる交流をアルゼンチンと民音が続けていくこと。私の心からの願いです。」

  

民音音楽博物館は、2022年秋リニューアルオープン予定。新たな歩みを開始します。

生の音楽を子どもたちに届ける――学校コンサート

民音の未来に向けた活動。それは、生の音楽を子どもたちに届けること。

  

  

参加した生徒の声
「音がすごく地面から伝わってきて、身体全体で聞いているような感覚で・・・新型コロナウイルスで大変な時期なのにコンサートをしに来てくださって非常にありがたいと思いました。」

  

“世界的指揮者への登竜門”「東京国際音楽コンクール〈指揮〉」の開催

1967年から3年ごとに開催され、半世紀以上続く「東京国際音楽コンクール〈指揮〉」。多くの国際的な音楽コンクールが延期、中止される中、民音は第19回目の開催を決定しました。(2020年8月発表)

ダイジェストビデオ 第19回東京国際音楽コンクール〈指揮〉

  

  

  

審査委員長 尾高忠明(NHK交響楽団 正指揮者)
「いい指揮者を発見したいという。それを続けて行くことがコンクールの一番大事な意義なんですよね。」

  

世界中で厳しく我慢を強いられる音楽業界。こうした時だからこそ、音楽の素晴らしさを社会に伝え、音楽に関係するすべての人に希望を届ける。

しかし、安全な運営はもちろん、安心して参加してもらうための対策など、課題は多い。民音の運営が明日の文化芸術活動の指針ともなる責任と緊張感の中、コンクール事業は続けられました。

  

「当然、今回は前回より少ない応募だろうと思ったら、圧倒的に多い。コロナ禍でこれだけの人が受けに来るということは、僕は光が見える。」(世界49カ国・地域 331名が応募)

「やっぱり民音のコンクールがなかったら、日本の指揮者はこんなに育たなかったと思いますね。民音という組織がこれだけ頑張れたのも、(賛助会員)皆さまの一人ひとりの温かいお気持ちがこういうコンクールにつながっていると思います。」

  

「音楽で人びとの心を結ぶ」という揺るぎない理念。
そして、想いを分かち合う多くの仲間がいるから民音は動き続ける。

さあ、音楽で前に進もう!
未来のために――

  

  

民主音楽協会
池田大作先生の提唱により、1963年10月18日に創立された、音楽などの芸術の交流を推進する音楽文化団体(一般財団法人 民主音楽協会)。創立以来、半世紀にわたり、演奏会事業はじめ、音楽博物館事業、音楽普及事業を幅広く展開し、日本各地に古今東西の音楽、芸術に触れる「文化の広場」を創出している。