ローマクラブのリポート「成長の限界」出版50周年の記念行事にSGI代表が参加

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世界的なシンクタンク「ローマクラブ」のイベントが2022年6月17日(現地時間)、イタリア・ローマ市内で行われ、SGI(創価学会インタナショナル)の代表が参加した。
 
ローマクラブによるリポート『成長の限界』が1972年に出版されてから50周年を記念するもの。同書は人口増加や経済成長が続けば、食糧不足や資源の枯渇、環境汚染によって、人類は破局を迎えると警告し、世界に衝撃を与えた。
 
池田大作先生は創立者のアウレリオ・ペッチェイ博士と5度にわたって会見。語らいは対談集『21世紀への警鐘』(邦題)にまとめられた。元会長のリカルド・ディエス=ホフライトネル博士、名誉共同会長のエルンスト・フォン・ヴァイツゼッカー博士とも対談集を発刊。同クラブ「名誉会員」の称号が贈られている。
 
イベントでは、「見識あるリーダーシップ――21世紀の人類の苦境を乗り切るために」をテーマに、四つのパネルディスカッションが行われた。ローマクラブのサンドリン・ディクソン=デクレーブ共同会長らが司会を務めた。
 
「人類の問題の解決に必要な人間精神の変革とは何か」を巡る議論では、イタリアの元大臣や国連職員、実業家らと共に、SGIのハラップ欧州副議長が登壇した。
 
ハラップ副議長は、ペッチェイ博士と池田先生が語り合った「人間革命」の概念を紹介。自身のエゴの殻を打ち破り、智慧・勇気・慈悲に基づいた生き方を選ぶことこそ、地球の諸課題を打開する力になると訴えた。