学術部がシンポジウム 「現代社会における宗教と科学」を巡って

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活発に議論が交わされた学術部のシンポジウム(金舞会館で)


学術部のシンポジウム「現代社会における宗教と科学」が2023年1月21日、東京・新宿区の金舞会館(創価文化センター内)で行われた。
 
篠宮氏とフィスカーネルセン・アネメッテ氏が、AI(人工知能)をはじめとする情報科学の発展に伴う課題と宗教の役割について講演。大西氏は、戦後日本の宗教の動向を踏まえ、現代社会における精神性と合理性の変化を巡って論じた。
 
東京大学名誉教授の市川氏が講評。科学技術は画期的な進歩をもたらしたが、豊かさを求める人間の欲望には際限がなく、AIの発展で“人間が不要になるかもしれない”という不安さえ生まれていると指摘した。改めて“人間のありよう”を見つめ直すことが必要であり、自他共の心の変革を目指す仏法の視座こそ重要であると述べた。
 
玉井学術部長があいさつした。