アメリカ・池田対話センターで講演会 人道の連帯の構築巡って

公開日:

「インディゴ・トークス」で講演したメリーランド大学助教のズィーナ・ザカリア氏(下段右)が池田国際対話センターのスタッフらと

  

池田国際対話センター(米マサチューセッツ州ケンブリッジ市)のイベント「インディゴ・トークス」が2023年6月15日(現地時間)、オンラインで開かれ、11カ国の107人が参加した。

インディゴ・トークスは、各分野の学識者を招き、池田先生の思想に照らして、現代の課題解決の方途を探るもの。今回は国際教育政策が専門で、主に難民への教育を研究する、米メリーランド大学助教のズィーナ・ザカリア氏が講演した。
 
ザカリア氏は国際的に難民の数が増え続けている現状や中東レバノンでシリア難民の若者に教育支援を行った事例を紹介。池田先生が訴えてきた、難民を一人のかけがえのない存在として捉えるアプローチの必要性に言及しながら、思いやりの行動が連帯と共感を着実に育み、差別が引き起こすリスクを軽減すると述べた。そして、人類の内面の開発に一段と光を当て、人道的な潮流を起こしたいと語った。