このページの本文へ移動

本文ここから

キューバで「世界の均衡のための国際会議」

公開日:

池田先生の功績を識者が称賛 学会代表が分科会で発表

  

国際会議の分科会で池田先生の功績をたたえる“トリビュートセレモニー”が行われ、アベル・プリエート元文化大臣(右端)らが賛辞を送った(1月29日、首都ハバナのコンベンションパレスで)

  

キューバ共和国の英雄ホセ・マルティの思想の現代的意義を論じ合う第6回「世界の均衡のための国際会議」が、2025年1月28日から31日まで(現地時間)、首都ハバナのコンベンションパレス(国際会議場)で開かれた。これには、同国のミゲル・ディアス・カネル大統領、エステバン・ラソ人民権力全国会議議長、マルティ・プログラム研究所のエドゥアルド・トーレス・クエバス所長をはじめ、98カ国の識者や研究者らと共に創価学会の代表が出席した。また分科会では、アベル・プリエート元文化大臣らが、あらゆる差異を超え、対話で世界を結び続けた池田大作先生の功績に賛辞を述べた。

  

第6回「世界の均衡のための国際会議」の開会式。同会議にはキューバ創価学会のデルガード理事長らも参加した(同28日、コンベンションパレスで)

  

第6回「世界の均衡のための国際会議」は、キューバの英雄ホセ・マルティ(1853~95年)の生誕日である1月28日に合わせて開かれた。

国際会議初日に行われた開会式では、マルティ・プログラム研究所のエクトル・エルナンデス・パルド副所長が開会の辞に立ち、フランシスコ・ローマ教皇のメッセージが紹介された。

続いて来賓があいさつし、学会本部国際渉外局の長岡局長が登壇した。同局長は池田先生のキューバ訪問(1996年)の際に実現したカストロ議長との会見など、創価学会とキューバの交流の歴史に言及。前回の同会議(2023年)に池田先生が贈った「マルティの精神こそ、新しい人類社会の前進にあたって、人々の心を潤す文化と英知の源となる」とのメッセージを紹介し、平和と幸福の未来へ手を取り合って進んでいきたいと述べた。

翌29日の分科会では、長岡局長が「AI時代における人間のエンパワーメント」とのテーマで発表。池田先生の1・26「SGI(創価学会インタナショナル)の日」記念提言や、1996年のハバナ大学での講演について触れ、分断から調和の時代へ善意の民衆の連帯を強めていきたいと訴えた。

続いて、先生の肖像写真が会場のスクリーンに大きく映し出され、キューバの識者が先生の多大な功績に賛辞を送った。このうち、アベル・プリエート元文化大臣は、池田先生は光と愛に満ちた存在であり、分断とは無縁であったと強調。マルティや先生の思想に連なり、人類が直面している困難な時代を乗り越えていきたいと語った。

元大臣は99年に東京でマルティ思想を巡って、先生と意見を交わしている。

長岡局長ら一行はキューバ滞在中、ミゲル・ディアス・カネル大統領、キューバ共産党中央委員会のエミリオ・ロサダ国際部長、マルティ・プログラム研究所のエドゥアルド・トーレス・クエバス所長、ホセ・マルティ研究所のマルレネ・バスケス所長らと会見した

  

国際会議の会場となった首都ハバナのコンベンションパレス