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オーストリア元文部次官・サイフェルト博士と池田先生の対談集 ドイツ語版が発刊

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記念イベントを開催 オーストリア文化センターで

  

オーストリアのイベラ出版社から発刊されたドイツ語版の対談集『生命の光 母の歌』。オーストリアで出版された池田先生の初の対談集となる


オーストリア元文部次官で声楽家のユッタ・ウンカルト=サイフェルト博士と池田大作先生による対談集『生命の光 母の歌』(本社刊)のドイツ語版が2025年5月9日(現地時間)、オーストリアのイベラ出版社から発刊された。同対談集の外国語版の発刊は、中国語の繁体字版(2023年、台湾)に続いて、2冊目となる。

また同対談集の発刊を記念する催しが10日(同)、首都ウィーンのオーストリア文化センターで開かれ、サイフェルト博士ら来賓や同国SGI(創価学会インタナショナル)メンバーらが多数参加した。

ウィーン大学で哲学博士号を取得しているサイフェルト博士は著名なソプラノ歌手であり、自身が設立したヨーロッパ青年文化協会の会長として青少年教育に尽力。民音の招聘で5度にわたる来日公演を行うなど、両国友好に貢献してきた。

博士と池田先生の最初の出会いは、1989年7月。その数カ月前に知人から先生の著作を紹介された博士は、先生の思想に深く感銘。日本での初会見は当初の予定を大幅に超え、2時間に及んだ。以来、両国で9度の出会いを重ねている。

2013年10月、聖教新聞紙上で先生と博士の連載対談が開始。14年5月まで続いた連載は、後に加筆され、15年5月に対談集として結実した。

対談で先生と博士は、音楽や教育の役割、青年への期待など、幅広いテーマに言及。さらに「生と死」という人生の根本問題に触れ、確かな哲学と目的を持って、利他の精神で生きることの重要性を語り合っている。

ドイツ語版の発刊を記念するイベントでは、オーストリアSGIのウィリアムス理事長が、平和・文化・教育の分野での池田先生とサイフェルト博士の足跡を紹介。イベラ出版社のブリギッテ・シュトローベレ代表は、発刊に携わった関係者への謝辞を述べた。

続いてサイフェルト博士が登壇し、池田先生ご夫妻との出会いを振り返り、先生の限りない青年への愛情と世界平和への行動は、人々を導く“灯台”になると語った。

その後、同国SGIメンバーが対談集の朗読や、「さくらさくら」の演奏・歌唱を披露。美しいハーモニーが会場に響き、集いを彩った。

  

「池田先生は大きな『愛』を持った方でした」――対談集の発刊記念イベントでスピーチしたサイフェルト博士。集いでは、有志が同国出身の音楽家シューベルトの楽曲をピアノで奏でた(10日、オーストリア文化センターで)