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厳粛に80回目の「原爆の日」追善法要

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不戦の世紀への誓いを込めて厳粛に行われた「原爆犠牲者・戦没者追善勤行法要」(広島池田平和記念会館で)


「原爆犠牲者・戦没者追善勤行法要」が、80回目の「広島原爆の日」を迎えた2025年8月6日午前、広島市の広島池田平和記念会館で厳粛に営まれた。これには被爆者や遺族、各部の代表らが参列。原爆や戦争、核実験等で亡くなった全世界の犠牲者の冥福を祈り、核兵器廃絶と恒久平和への誓いを込めて勤行・焼香した。
 
渡部総広島青年部長、栗山同池田華陽会委員長が、これまで推進してきた平和への取り組みを紹介。「広島の青年が、被爆者の心をわが心とし、池田大作先生の平和の哲学を広げていきます」と決意を力強く述べた。
 
塩出中国長は「生命尊厳の潮流を創るため、地道な平和運動を続けていくことが今、求められています」と強調。「“戦争ほど、悲惨なものはない”との池田先生の思想の光を、ここ広島から世界へ広げよう」と訴えた。
 
今回初めて参列した土井さんは、生後4カ月の時、爆心地から約2・5キロの自宅で被爆。父と姉を亡くし、自身は倒壊した家の中で奇跡的に助かった。戦後の激動の時代を、題目を根本に生きてきた土井さん。「毎日、世界平和を祈っていますが、節目の日に、意識を新たにする大切さを感じました」と語った。