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原田会長とマレーシア・ヌグリスンビラン州のトゥンク・ザイン王子が会見

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マレーシア・ヌグリスンビラン州のトゥンク・ザイン王子(中央)と原田会長、谷川SGI理事長、マレーシア創価学会のリーダーらが、宮殿の庭園で和やかに(24日、首都クアラルンプールで)


原田会長、谷川SGI(創価学会インタナショナル)理事長、マレーシア創価学会(SGM)の許錫輝理事長らが2025年8月24日午後、首都クアラルンプールに立つヌグリスンビラン州の宮殿で同州のトゥンク・ザイン・アル・アビディン王子と会見した。

立憲君主制のマレーシアは、九つの州に存在する君主が輪番で国王となる。同州君主の次男であるトゥンク・ザイン王子は、イギリスの名門ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスで修士号を取得し、世界銀行や国連開発計画等で勤務。マレーシア国内では、民主主義と経済改革を進めるシンクタンクの創設や、経済的に厳しい学生を受け入れる教育事業の推進をはじめ、複数の大学や財団、音楽団体等で要職を務めるなど多方面で活躍し、そのリーダーシップは広く尊敬を集める。

  

トゥンク・ザイン王子(左奥)と原田会長らが宮殿で教育などを巡って語らった(同)


会見では、王子が昨年7月、同州にある創価インターナショナルスクール・マレーシア(SISM)を訪れ、ピアノ演奏を披露したことが話題に。王子は、同校と交流の継続を望むとともに、近年、医療従事者を目指す学生をはじめとした若者の未来を開くための教育事業に力を注いでいることに言及した。

原田会長は、王子の活動に敬意を表しつつ、教育者であった初代会長・牧口常三郎先生、第2代会長・戸田城聖先生の理想を受け継いだ池田大作先生が、教育を「最後の事業」と定め、創価学園、創価大学、SISMなどの教育機関の創立に力を尽くした歩みを紹介した。

王子は、創価教育の世界的な広がりをたたえ、自身が手がける教育事業との国際的な交流を具体的に進めたいと述べた。

また、芸術にも精通する王子は、民主音楽協会の催しへの出席も希望するなど、日本での再会を約し合った。