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UNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の柏新駐日代表が総本部を訪問 原田会長が出席し、支援金の寄託式

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アフリカのコンゴ民主、スーダンへの人道支援の一環で

  

UNHCRの柏駐日代表(左から4人目)、国連UNHCR協会の川合事務局長(同3人目)が出席して行われた寄託式(学会本部第2別館で)


紛争等の影響で深刻な人道危機が続くアフリカのコンゴ民主共和国とスーダン共和国への人道支援の一環で、創価学会はこのほどUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)に支援金を寄付することを決定。寄託式が2025年9月9日、東京・新宿区の総本部で行われ、原田会長から柏富美子駐日代表に目録が手渡された。

冒頭、8月に就任した柏駐日代表から、着任のあいさつとともに、UNHCRの活動に対する学会の長きにわたる支援に謝意が寄せられた。次いで難民・国内避難民を取り巻く状況について大要、次の報告があった。

国際情勢の変化に伴い、多くの人道支援機関が活動の縮小を余儀なくされており、難民・避難民を受け入れてきた国の経済的な疲弊なども相まって深刻な状況が生まれている。

一方で人道危機は各地で続いており、特に紛争の渦中にあるスーダンでは、コレラが過去数年で最悪の規模で蔓延している。

UNHCRでは女性や子どもなど、最も脆弱な立場に置かれた人々を支えることに注力している。インフラの再建と異なり、目に見えづらい面もあるが、一人一人の尊厳ある生活を保護することが重要だとの思いで活動している。近年は避難を強いられる期間が長期化する傾向にあり、物資の供与のみならず、難民・避難民が自立して生活を再建するために必要なサポートが重要になっている――。

さらに柏駐日代表から、人道危機の状況は刻一刻と変化しており、真心の支援は大変に心強いと重ねての感謝が寄せられた。

原田会長は説明に耳を傾けつつ、池田大作先生が40回にわたり発表した平和提言の骨格をなしたのは、国連中心主義の理念であったと言及。学会としても引き続き国連の諸活動を支え、平和構築に向けた努力を後押ししていきたいと応じた。

寄託式には国連UNHCR協会の川合雅幸事務局長、学会の寺崎副会長、相島創価学会平和委員会議長、橋口女性平和委員会委員長らが同席した。