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東洋哲学研究所主催の第40回学術大会

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JT生命誌研究館・名誉館長 中村桂子氏が登壇

  

記念講演を行うJT生命誌研究館・名誉館長の中村氏。「人間は自然の一部である」という視点から、生命尊厳の社会を構築する方途を提起した(5月30日、東京・八王子市の創価大学で)


東洋哲学研究所(東哲)主催の第40回学術大会が2026年5月30、31の両日、東京・八王子市の創価大学で開催された。これには日本、海外の東哲の研究員らが集い、研究の成果を発表した。
 
東哲は、創立者である池田大作先生が“思想戦の王者たれ”と期待を寄せ、仏法の人間主義、平和主義の思想を世界に発信する研究所として活動してきた。今回で40回の節目となる学術大会ではこれまで、東哲が推進する法華経の研究や宗教間・文明間対話、平和、人権、環境などをテーマに、多彩な分野の研究者が発表した。

研究者が法華経、生命、環境などをテーマに発表


30日の集いでは、田中所長があいさつ。東哲創立構想70周年となる2031年を目指して、生命尊厳の哲学を根本に、研究や出版事業等にさらに力を入れていきたいと述べた。
 
続いて、JT生命誌研究館・名誉館長の中村氏が「『私たち生きものの中の私』として生きる――生命誌からの提案」と題して、記念講演を行った。
 
中村氏は、現代社会が直面する気候変動や戦争などの危機の背景には、人間と自然を切り離し、自然を操作・支配可能なものと見なす「機械論的世界観」があると指摘。人間を生命の歴史を共有する生きものの一員であると捉え直し、人間が持つ「共感力」「想像力」を生かしながら、多様な生命とのつながりを基本とする「生命論的世界観」への転換を提唱した。
 
活発な質疑応答も行われた。
 
31日は、東哲の研究員らによる研究発表とともに、「『法華経信仰』の諸相」、「共鳴する地球と生命――海・陸・そして私たちの心身に及ぶ気候危機」をテーマにしたパネルディスカッションが開かれた。