【戦争証言】平和への願いをこめて-空襲-

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1944年夏、アメリカ軍はサイパン、グアムなどマリアナ諸島を制圧し、11月からはここを基地としてB-29による日本本土への爆撃を開始しました。
相次ぐ空襲の犠牲になったのは、多くの場合、お年寄り、女性、そして子どもたちでした。

斉藤静子さん(当時15才)

斉藤静子さんの住む北海道室蘭市は沖合いにあったアメリカ軍空母の艦載機から空襲を受け、翌日も、軍需工場を標的にした艦砲射撃が市街地を襲い、多大な被害を受けました。

青木千枝子さん(当時10才)

1945年6月7日、大阪府北東部上空に400機を超えるB-29爆撃機が飛来し、1時間半にわたる爆撃で多くの尊い命が奪われました。
青木千枝子さんは家族8人とともに避難していた防空壕を直撃されました。

竹内輝子さん(当時16才)

竹内輝子さんが13才の頃働いていた愛知県・豊川海軍工廠は、アメリカ軍の空襲を受け、約30分間で2,500人以上が亡くなりました。工廠の全作業員の約8割は強制的に動員された若者たちで、12才~13才の児童まで含まれていました。

多田澄子さん(当時15才)

1945年7月4日、アメリカ軍のB-29爆撃機が香川県高松市を爆撃。
1000人を超す尊い命が奪われました。
多田澄子さんは幼い妹を背負い、2人の弟の手を引き、逃げました。

この記事の取り組みは、以下の目標に寄与することを目指しています

●目標4. 質の高い教育をみんなに
すべての人に包摂的かつ公正な質の高い教育を確保し生涯学習の機会を促進する

●ターゲット4.7
2030年までに、持続可能な開発のための教育及び持続可能なライフスタイル、人権、男女の平等、平和及び非暴力的文化の推進、グローバル・シチズンシップ、文化多様性と文化の持続可能な開発への貢献の理解の教育を通して、全ての学習者が、持続可能な開発を促進するために必要な知識及び技能を習得できるようにする。