2024.09.06
メキシコで原水爆禁止宣言65周年の記念行事
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戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」発表65周年に当たる2022年9月8日(現地時間)、核兵器廃絶に向けたメキシコ創価学会主催の諸行事が行われた。
グアナファト大学では、SGI(創価学会インタナショナル)がICAN(核兵器廃絶国際キャンペーン)と共同制作した「核兵器なき世界への連帯――勇気と希望の選択」展が開幕(23日まで)。夜には識者を招いてオンラインセミナーを開催し、核兵器廃絶へ、連帯の行動を約し合った。
メキシコは人道の視点から核兵器の問題点を訴え、その禁止に向けた国際社会の流れをリードしてきた国の一つ。2014年には核兵器の人道的影響を検証する国際会議を主催し、「核兵器禁止条約」採択への歩みを後押ししたほか、明年に開かれる同条約の第2回締約国会議では議長国を務める。世界に先駆けて中南米を非核兵器地帯と宣言した「トラテロルコ条約」の成立(1968年発効)においても、中心的な役割を果たしている。
SGIは市民社会の立場からこうした取り組みを支援するとともに、メキシコ国内でも核兵器廃絶を目指す草の根の連帯を広げてきた。「核兵器なき世界への連帯」展もそうした取り組みの一つで、同国では2014年の初開催以来、外務省や上院議会議事堂、メキシコ市の市立美術館、大学等で実施してきた。
8日のグアナファト大学での展示会開幕式には大学首脳や教員、学生など70人が出席。あいさつに立った同大学学術開発ゼネラルコーディネーターのホセ・マルドナド・サラス博士は、一人でも多くの人が同展を見学し、行動を起こしてほしいと呼びかけた。
また同日夜には、メキシコ創価学会主催のオンラインセミナー「平和と核兵器廃絶」が行われた。
モニカ・パディージャ婦人部本部長が、戸田先生、池田大作先生の核兵器廃絶への信念をもとに、メキシコ創価学会としてさまざまな団体と協働してきた模様を紹介した。
アルフォンソ・ガルシア・ロブレス外交協会のラファエル・メディナ・マルティネス会長は、トラテロルコ条約成立の歴史に言及。キューバ危機を契機に非核兵器地帯が実現した事実は、核兵器のない世界は実現可能であることの証左であると力説した。
元コスタリカ大使のオスカル・アルバレス・アラヤ博士は、核禁条約の発効は世界平和に向けた重要な礎石であると強調。同条約成立の過程において、SGIをはじめ市民社会の運動は非常に大きな貢献をしたと述べ、人間主義の理念に基づき全世界で平和・文化の運動を展開するSGIの活動に深い期待を寄せた。
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