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「周恩来と日中友好」写真展が京都で開幕

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京都市の京都国際文化会館で開幕した写真展。中国駐大阪総領事館の薛総領事(左端)、京都文化財団の山田理事長(左から2人目)らが丹念に観賞した

  

日中国交正常化50周年を記念する「桜よ海棠よ永遠に――周恩来と日中友好」写真展の京都展が2022年10月12日、創価学会の京都国際文化会館で開幕した。
 
新中国の初代外交部長として、日中国交正常化に尽力した周恩来総理。若き日に日本へ留学した総理が、帰国の途に就く直前に足を運んだのが、春4月の京都だった。嵐山公園の亀山地区には、雨に煙る古都で目にした桜の情景を詠んだ総理の詩「雨中嵐山」の碑が立ち、名所の一つとして親しまれている。
 
京都展は、日本の桜をこよなく愛した総理の事績を紹介するに当たり、総理の親族から“桜の思い出深き場所で”との強い要望があり、実現したもの。夫人の鄧穎超氏らから贈られた記念品も特別展示されている。

 

展示会の開幕式で代表がテープカット(京都国際文化会館で)

 

開幕式には創価学会の長谷川理事長、京都文化財団の山田理事長らが出席。山内関西長のあいさつの後、京都府日中友好協会の田中会長が登壇。周総理や池田先生をはじめ、友好の扉を開いた先人たちの努力を忘れず新たな時代を築いていきたいと述べた。
 
淮安周恩来記念館の劉震生館長、江蘇省外事弁公室の金尚軍副主任、在上海日本国総領事館の赤松総領事・大使のビデオメッセージが紹介された後、中国駐大阪総領事館の薛剣総領事が、平和・友好・協力こそ隣国である中日両国が進むべき道であると力説。本展が両国民の理解を深め、“民が官を促す”良き伝統を発揚する一助になればと期待を寄せた。
 
京都展は2022年10月23日まで。開館時間は午前10時から午後4時半。入場無料。

 

写真展で紹介されている嵐山公園の詩碑「雨中嵐山」

 

周総理の親族から贈られた総理ゆかりの物品

 

李文培画伯から贈られた、創価大学の周桜を描いた絵画