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東北・仙台でサーラ・ワイダ―博士(エマソン協会元会長)が講演

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ワイダー博士の講演

  

東洋哲学研究所 創立50周年記念連続公開講演会を開催

東洋哲学研究所(東京・八王子市)の創立50周年を記念する連続公開講演会「現代社会と女性」の第2回が2012年10月9日、宮城県の仙台国際センターで開催された。これには、アメリカのエマソン協会元会長であり、コルゲート大学教授のサーラ・ワイダー博士が出席し、「心を結びつける言葉の力」をテーマに講演を行った。

テーマ「心を結びつける言葉の力」

講演の冒頭、ワイダー博士は静かに語り始めた。「あの大震災を経験された東北の皆さまほど、励ましの大切さを実感されている方はいないでしょう。皆さまこそ、地球の未来に、希望の種を植えているのです」

東日本大震災の発生後、聖教新聞等への寄稿を通し、東北の友の苦しみに寄り添い続けてきた博士。

2006年、池田SGI(創価学会インタナショナル)会長と初めての出会いを結び、対談を重ねてきた。

博士自身、講演のテーマに掲げた「言葉の力」を実感する体験があった。それは、最愛の母を亡くした直後。悲嘆の中、SGI会長から贈られた詩集を目にした時だった。

博士は「池田会長の言葉が、私に〝もっと強くなれ〟と呼び掛けているように感じたのです。東北の皆さまが会長の言葉に触れた時と同じ感覚だと思います」と述懐した。

博士は、東北の人々に「勇気」の光を灯し、徹して励ましを送り、被災者と共に歩み続けてきたのがSGI会長であると強調。「池田会長が〝心の財は壊されない〟とのメッセージに込めた思いこそ、偉大な創造の源です。これこそが、荒廃した大地を、緑野へと変えゆく力なのです」と述べた。

そして「全てを失った人にとって、池田会長の言葉を、何度も何度も書き留め、心の中で繰り返したことが、どれほど生きる力となったことでしょう。私は、その言葉の力強さに深く感動するのです」と語った。

  

聴衆と交流するワイダー博士