韓国外国語大学が授与　池田大作先生に「名誉哲学博士号」

韓国の名門・韓国外国語大学から池田大作先生に「名誉哲学博士号」が授与された。世界平和への貢献、世界市民の育成と日韓友好の促進への功績をたたえたもの。

授与式は2023年5月20日、首都ソウルに立つ同大学ソウル・キャンパスのオバマホールで挙行され、朴庭運総長、盧宅善大学院長らが列席。李寿成元首相が祝辞を述べた。

訪韓中の原田会長に学位記が代理授与され、会長が池田先生の謝辞を代読した。

アジア初の通訳翻訳大学院　各国の指導者らが特別講義　グローバルな人材育む学府

韓国外国語大学は1954年に韓国外国語大学として開校。現在、ソウルと京畿道龍仁市の二つのキャンパスがある。108カ国の留学生約2500人が在籍しており、100カ国の575大学、67の機関と教育交流を進めている。
　
アジア初の通訳翻訳大学院を擁し、世界の革新的な大学ランキングのトップ100にも選出。各国の国家指導者らが特別講義を行うなど、国際色豊かな総合大学として発展を続ける。
　
同窓生は政財界などで活躍し、通訳・翻訳家も多数輩出している。
　
韓国外国語大学のソウル・キャンパスは、首都ソウル東部の東大門区にある。
　
同区は古くから交通の要衝として知られるとともに、ソウル市立大学や、98年に池田先生に名誉博士号を授与した慶熙大学などが立つ、教育都市としても名高い。2011年には同区から先生ご夫妻に、市民間の友好の促進と地域社会の発展への多大な貢献をたたえて「名誉区民証」が贈られている。
　
韓国外国語大学のキャンパスには、学生のにぎやかな外国語の会話が飛び交い、各国からの留学生の姿も多い。グローバルな人材を育む国際的な雰囲気に満ちている。
　
授与式が行われた20日、原田会長ら創価学会訪韓団一行は午前にキャンパスを訪問。朴庭運総長らが歓迎した。
　
朴総長は、同大学の出身で、英語学部長などを歴任。2022年3月に第12代総長に就任した。
　
済州島出身で先生と深い友情を結んだ国立済州大学・趙文富元総長の高校の後輩でもある韓国外国語大学同窓会顧問の安奉洙氏を通じて、先生の事績を知った。
　
朴総長は、社会と地域の繁栄に尽くす韓国SGI（創価学会インタナショナル）と交流を深めつつ、先生の書籍を読み進める中で、信頼は一段と強いものになった。
　
式典前の原田会長との会見で朴総長は、池田先生は「尊敬する仏教哲学者、平和運動家」であると強調した。

また、これまで同大学が名誉博士号を授与した人物のうち、実に6割以上が各国の国家元首経験者であることを紹介しつつ、今回の授与は、さらにその歴史を輝かせるものであり、「池田先生は世界平和に尽力される素晴らしい方です」と述べた。
　
信頼と友誼薫る授与式は、かつて同大学で特別講義を行ったアメリカのオバマ元大統領の名を冠した、オバマホールで盛大に挙行された。

盧宅善大学院長の推挙の辞に続き、授与の辞に立った朴総長が、先生の世界平和への努力が韓国社会に広く知れ渡ることを願うと語った。
　
代理の原田会長に、名誉哲学博士の学位記が授与されると、会場は盛大な拍手に包まれた。

次いで、韓国の首相やソウル大学総長などを歴任し、先生と深い友情を結んできた李寿成氏が祝辞を述べた。氏は、SGIは社会の発展に尽くしている韓国の誇りであると強調。韓国を「文化大恩の国」とたたえ、両国友好と平和建設に貢献する池田先生こそ最も尊敬する人物であると述べた。

原田会長は池田先生の謝辞を代読した。祝賀演奏の後、記念牌、また、「名誉哲学博士」と刻まれた名刺の記念品が手渡された。