韓国・京畿道城南市から池田先生ご夫妻に「名誉市民」称号

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韓国・京畿道城南市からの「名誉市民」称号授与式。申市長(右から8人目)、原田会長、韓国SGIの金暻希婦人部長が名誉市民牌を手に、訪韓団、韓国の同志と記念のカメラに(首都ソウルの池田記念講堂で)

  

【ソウル】韓国・京畿道城南市から池田大作先生と香峯子夫人に、それぞれ「名誉市民」称号が授与された。
 
長年にわたる平和への功労をたたえたものである。
 
授与式は2023年5月21日、先生の韓国SGI(創価学会インタナショナル)本部への訪問25周年を記念する、第14回本部幹部会(首都ソウルの池田記念講堂)の席上で挙行された。
 
式典には、申相珍市長が出席し、訪韓中の原田会長に名誉市民証が代理授与された。
 
会長は池田先生の謝辞を代読した。

  

池田先生への「名誉市民牌」

  

香峯子夫人への「名誉市民牌」

  

  
 
城南市は、首都ソウルに隣接する人口約93万人の都市。本年で市政50周年を迎える。IT産業が盛んで、自然と人間が共生する都市だ。
 
同市のSGIメンバーはこれまで、地道に対話を広げ、社会貢献活動に奔走してきた。

  

  

城南市の同志は、国土大清掃運動、小・中学校、高校への図書贈呈などを推進。視覚障がい者を支えるボランティア活動に携わる有志もいる。
 
医師でもあり、国会議員を経て昨年、現職に就いた申相珍市長は、親交の深いSGIメンバーの話や、和光新聞(韓国SGIの機関紙)の購読を通して、先生ご夫妻の思想と行動を知った。韓国SGIの社会貢献活動にも共感。純粋に、積極的に、市民に奉仕する姿に感謝の念を抱いたという。

申市長は原田会長との会見で、韓国と日本の関係が前に進んでいる今、平和と友好に尽力する「SGIの役割はとても大きいと感じます」と語った。

  

申相珍市長の授与の辞(要旨)

  

  

本日、世界的な仏教哲学者であり、平和運動家である池田大作SGI会長と香峯子夫人に、城南市名誉市民牌を差し上げる機会を賜り、大変うれしく思っております。
 
全世界は、人種、性別、世代間の理念の違いなどにより、さまざまな葛藤で苦しんできました。そして、その現象は今も続いています。
 
このような状況の下、全人類の幸福と繁栄を図り世界平和を実現するために、仏法の人間主義に基づき、60年余りにわたり、平和・文化・教育運動を展開し、世界各国で日蓮大聖人の仏法を実践してこられたSGI会長ご夫妻に尊敬の念を込め、心から御礼申し上げます。
 
池田会長は、世界平和のために各国の首脳をはじめ、知識人、文化人に直接会い、対話を重ねられました。とりわけ、東西冷戦、中ソ対立という激動の真っただ中の1970年代に中国とソ連を相次いで訪れ、冷戦時代の終息に決定的役割を果たされたことに、心から敬意を表します。
 
また、韓国を「文化大恩の国」とたたえられ、在日韓国人の人権擁護に努められるなど、韓日両国間の友好を促進するための架け橋として尽力されました。
 
こうした池田会長の平和思想とその偉大な精神は、国籍を問わず、世界中の人々が手本として見習うべきであり、実践しなければならないと思います。
 
城南市は、市へ昇格して本年で50周年を迎えます。「先端と革新の希望都市・城南」を合言葉に、「我々が望む未来、城南が創ります!」とのスローガンを掲げ、行政革新を行い、韓国の成長をけん引してきました。
 
この成長には全面的な市民の力添えがあります。なかんずく、市民同士が共に愛し、和合の雰囲気を醸し出すのに大きな役割を果たしてくれた韓国SGIメンバーと、その多彩な奉仕活動のおかげであります。城南市を代表し、感謝申し上げます。