「住民票移動」云々と事実無根の報道 「週刊SPA!」を提訴

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学会本部は2023年6月20日、「週刊SPA!」が事実無根の報道で学会の名誉を著しく毀損したとして、同誌発行元の株式会社扶桑社と編集人らを相手に、損害賠償と謝罪広告の掲載を求めて民事訴訟を提起した。
 
同誌6月13日号は「倉山満の知性のリング 言論ストロングスタイル」と題する記事の中で、“学会が会員に指示をして組織的に住民票を不正に移動させ、投票をさせている。学会には「3カ月ルール」なるものがあり、住民票を移動した後、選挙権が生じるまでの3カ月間は連続して選挙をされては困る。そのため時の総理大臣が解散権を行使したければ、前の選挙から3カ月空けなければならない”などと全くの事実無根の報道をして、学会の名誉を毀損した。
 
これに対し学会本部は発売翌日の7日、謝罪と訂正を求めて厳重に抗議。ところが扶桑社は14日、「貴会の名誉が毀損されるということにならない」などと回答。あまりに誠意のない対応だったため、このたび法的措置に至った。
 
既に「住民票移動」云々の言説は、裁判でも断罪されるなど、虚偽であることが明らかになっている。それにもかかわらず、改めて学会の名誉を著しく毀損した今回の記事は、極めて悪質である。