6・23「慰霊の日」 沖縄で平和誓う講演会 ノルウェーの学者を迎えて

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沖縄青年部主催のピースフォーラムで講演するトーヤ博士。ハラン教授も登壇した(沖縄国際平和会館で)

  

沖縄戦78年の「慰霊の日」を迎えた2023年6月23日、沖縄青年部主催のピースフォーラムが那覇市の沖縄国際平和会館で開催。ノルウェーの平和学者で、核軍縮を推進する国際プロジェクト「国際平和と理解」のアスラ・トーヤ博士とアレクサンダー・ハラン教授が講演した。
 
トーヤ博士は、戦争体験者が描いた「沖縄戦の絵」の展示などを見学したことに触れ、歴史を忘れないことの大切さを改めて学んだと言及。平和の文化は一人一人の心の変革から育まれていくものであると述べ、歴史を継承していく努力とともに、多様な背景を持つ人々と対話していく重要性を語った。
 
ハラン教授は、異なる立場にある国家や人々とも平和に向けたビジョンを共に考え、共有しながら、相互理解に努めていくことが重要であると指摘。慰霊の日を新たな起点に、“地球文明”の構築に向けて共に貢献していこうと呼びかけた。
 
安田沖縄総県長、銘苅同青年部長、沖縄青年平和委員会の我如古委員長があいさつした。