青年不戦サミット、第168回「広島学講座」を開催

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広島・長崎・沖縄の青年部代表らによる「青年不戦サミット」(第25回青年平和連絡協議会)が、2016年7月30・31の両日、広島市内で開催された。3県の青年部による不戦の集いは、1989年4月、池田大作先生の提案を受けて発足したもの。

今回のサミットには、池田先生がメッセージを寄せ、核時代に終止符を打つことを目指し、平和のスクラムを拡大する若人を心からたたえた。

そして、戸田第二代会長が「原水爆禁止宣言」を発表してから60周年を迎える来年の「青年不戦サミット」は、広島、長崎、沖縄の3県に加えて、各方面の青年部の代表らも交えて、神奈川での開催を提案した。

参加者は、原爆慰霊碑への献花や平和記念資料館の見学、2日間にわたる協議やディスカッションを通し、平和への誓いを新たにする集いとなった。
 
 

第168回「広島学講座」を開催

青年不戦サミットに併せて、第168回「広島学講座」が31日、広島池田平和記念会館で開催された。「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会」共同代表の森瀧春子氏が、「核と人類は共存できない」と題して講演した。

講演では、核兵器開発を支えるウラン鉱山(インド・ジャドゥゴダ)の放射能汚染を通し、被害の実態を指摘。核の非人間性と悲惨さを強調した。

今でも続く被爆の現実をしっかりと認識し、その苦しみを一人一人が追体験することが重要だと呼び掛け、「若い人が団結して、行動を起こして欲しい」と念願した。