神奈川で「青年不戦サミット」を開催

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原水爆禁止宣言60周年を記念
世界30カ国地域の代表が参加
池田先生がメッセージ


第2代会長・戸田城聖先生の「原水爆禁止宣言」発表60周年を記念する「青年不戦サミット」が、2017年9月2、3の両日にわたり開催された。横浜市の神奈川文化会館で行われた初日は、多数の来賓、30カ国・地域の青年ら540人が出席した。

池田大作先生はメッセージを贈り、民衆の連帯と青年の行動こそ不可能を可能にする力であると強調。一人一人の人間革命を起点としながら、世界平和の波動を広げていこうと呼び掛けた。

"人類の生存の権利を脅かす核兵器の使用を、絶対に許してはならない。この思想を全世界に広めることが青年の使命である"ーー神奈川の地で「遺訓の第一」として放たれた戸田先生の一大宣言から、創価の平和運動は始まった。

今回、サミットが神奈川で開かれたのは、本年が原水爆禁止宣言60周年に当たることから、昨年の「青年不戦サミット」の折に、池田先生が"次回は神奈川で"と提案したことを受けたもの。

青年不戦サミット


初日は、横浜市の神奈川文化会館で開催。湯河原町の服部さんが被爆体験を語った。イタリアのサンティ男子部長は、同国の核兵器廃絶運動「センツァトミカ(核兵器はいらない)」を紹介。展示会を70都市で巡回し、32万人を超える市民らが観賞している模様などを報告した。

「国や世界の平和に貢献する人材の育成を目指す大学人として感銘しました。グローバルな平和の潮流を生み出す可能性を見た思いです」「戸田先生の先見性のある宣言を継承し、平和のための草の根の運動に励む青年たちに期待しています」など、来賓から多くの声が寄せられた。

  


2日目は、創価学会本部別館で、第26回「青年平和連絡協議会」を開催。広島、長崎、沖縄、神奈川の各県と学生部が、それぞれの平和活動の取り組みを発表した。

さらに、核兵器禁止条約の採択についてや、今後の活動について、ディスカッションを行った。

核兵器保有国、依存国、非保有国の青年が参加し、核兵器のない世界への誓いを固めた今回の青年不戦サミット。核兵器禁止条約が国連で採択され、改めて不退の信念が試されている今、新たな一歩を踏み出す場となった。