広島青年平和総会・第182回「広島学講座」を開催

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2019年8月4日、被爆74年目を迎える広島原爆の日を目前に、広島青年平和総会(第182回「広島学講座」)が、広島池田平和記念会館で開催された。

この日、来賓として訪れたブラジル・セルジペ連邦大学のアントニオリ総長一行は、広島平和記念資料館、平和記念公園を見学し、慰霊碑に献花した。

  

総会では、アントニオリ総長が、核兵器廃絶をテーマに講演。広島は原爆による惨禍から立ち上がった希望と平和の模範であり、人間を守るために戦う、恒久平和の象徴の地であると述べた。

そして、人間同士の争いは絶えないが、一方で人類は平和のために戦い続けてもいると指摘。争いや矛盾は人間が心を閉ざすことによって引き起こされると語り、一人一人の心を開く平和運動に深い期待を寄せた。

市民社会と連携して平和のために尽力してきたアントニオリ総長へ「広島平和賞」が授与された。