原爆投下から76年 長崎で「世界平和の集い」を開催

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長崎への原爆投下から76年となった2021年8月9日、投下時刻の午前11時2分を中心に、長崎をはじめ全国の家庭で原爆犠牲者・戦没者の冥福を祈念するとともに、核廃絶を誓う祈りが捧げられた。

長崎では同日夜に、長崎市の長崎平和会館で「世界平和の集い」が開催された。

席上、田崎ツヤ子さんの被爆証言の映像を皆で視聴した。
 
76年前、17歳だった田崎さんは、爆心地から約2キロ離れた場所で被爆。頭だけが転がっている遺体や、全身に大やけどを負い皮膚が垂れ下がった人の姿が、今なお脳裏に焼き付いているという。
 
「戦争と核兵器なき世界を」との田崎さんの言葉に、参加者は、平和への誓いを込めて拍手を送った。 

三浦長崎総県長が、生命尊厳の哲学への共感を広げようと強調。平井九州長は、世界平和を実現させゆく着実な実践をと述べた。