長崎で平和学講座 核兵器廃絶へ

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第54回「長崎平和学講座」が2017年2月24日、長崎平和会館(長崎市)で開かれ、長崎大学核兵器廃絶研究センターの広瀬訓副センター長が、「『核抑止』は有効か?――核兵器の歴史をもう一度振り返る」と題し講演した。

広瀬副センター長は、抑止が機能せず戦闘が勃発した過去の事例に言及。核抑止の有効性は極めて曖昧だと訴えた。

さらに、抑止論は信用と不信が混在する矛盾があると指摘。互いに銃を突き付け合うような恐怖の均衡から脱却し、信頼と理性に基づく平和社会を築くべきであると語った。