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第195回「広島学講座」 国際刑事裁判所の赤根所長が講演

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講演するICCの赤根所長(広島池田平和記念会館で)

  

第195回「広島学講座」が2024年6月13日、広島池田平和記念会館(広島市東区)で開催され、国際刑事裁判所(ICC)の赤根所長が講演した。
 
国際司法裁判所(ICJ)が国連の機関として主に「国家間の紛争」を扱うのに対し、ICCは124カ国の締約国からなる独立した刑事裁判所で、戦争犯罪、侵略犯罪といった国際社会全体の関心事である最も重大な犯罪について「個人」を訴追する。赤根所長は日本で長く検事を務めた後、2018年にICCの判事となり、本年3月に日本人として初めて所長に就任した。
 
講演で赤根所長は、ICCの概要を説明するとともに、青年世代へのエールとして、自らの座右の銘とする「人間到る処青山あり」との言葉を紹介。何事にも挑戦する気持ちを大切にしながら、人生を切り開いていってほしいと期待を寄せた。