アメリカ・ニューヨークで国連未来サミットが開幕

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未来アクションフェス実行委員会の代表が出席

  

国連「未来サミット」に先立って開催された「アクション・デイズ」初日の開幕式(20日、国連総会議場で)

  

国連の「未来サミット」が2024年9月22日午前(現地時間)、米ニューヨークの国連本部で開幕した。SGI(創価学会インタナショナル)ユースも参画する「未来アクションフェス実行委員会」の代表が、同サミットに出席している。これに先立つ20、21日(同)の「アクション・デイズ」では、市民社会の諸団体による関連行事も多数行われ、同実行委員会が二つの関連行事を共催した。

  

20日に共催した関連行事では、核兵器廃絶に向けた若者の役割について語り合った(国連本部内で)

  

20日に国連本部内で行われた関連行事「私たちの未来を描く――核兵器、核兵器禁止条約、気候危機に関する若者の声」は、核時代平和財団、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)等との共催。後援したカザフスタン共和国国連代表部のカイラト・ウマロフ大使、キリバス共和国国連代表部のテブロロ・シト大使のあいさつに続き、核時代平和財団のイバナ・ヒューズ会長が、人類の未来そのものを奪う核兵器の脅威について語った。
 
未来アクションフェス実行委員会の堀口氏(「Youth for TPNW」パートナーシップ・コーディネーター)、高橋氏(一般社団法人「かたわら」代表理事)、徳田氏(NGO「GeNuine」共同創設者)が、今年3月の未来アクションフェスについて報告。青年意識調査の結果を踏まえ、意思決定のプロセス、とりわけ核軍縮と安全保障の分野において、青年と女性の声が反映される仕組みをつくるべきであると強調した。

  

21日の関連行事(ニューヨーク市内で)。国連大学のマルワラ学長が、未来アクションフェス実行委員会のさらなる活躍を期待した

  

21日の関連行事「未来への相乗的な協力――核兵器廃絶と気候危機解決のために」は、核戦争防止国際医師会議(IPPNW)等との共催。国連広報センター東京事務所、国連大学が後援した。
 
同大学のチリツィ・マルワラ学長(国連事務次長)のあいさつに続き、パネルディスカッションが行われ、実行委員会の高橋氏、徳田氏、芹々野氏(日本若者協議会)らが登壇。国連広報センターの根本所長が講評した。
 
最後に、実行委員会の西方氏(SGIユース共同代表)が共催団体を代表してあいさつ。池田先生の“青年にはプラスの連鎖を巻き起こすエネルギーがある”との言葉を紹介し、終戦80年となる明年に向け、青年が平和創造の主体者として立ち上がっていきたいと語った。

  

米ニューヨークの国連本部