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アルゼンチン・タンゴの巨匠ファビオ・ハーゲル氏が池田先生に献呈曲「ジェネシス(起源)」

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ハーゲル氏(左から6人目)が「ファビオ・ハーゲル・セステート」ら一行と共に来訪。山口代表理事に、献呈曲が託された(民音文化センターで)

  

アルゼンチン・タンゴ界をリードするバンドネオンの巨匠ファビオ・ハーゲル氏から、民音創立者の池田大作先生に献呈曲「ジェネシス」が贈られた。贈呈式は2025年1月21日、東京・信濃町の民音文化センターで行われ、民音の山口代表理事に楽譜が手渡された。

献呈曲のタイトルである「ジェネシス」は英語で「起源」などを意味し、物事の始まりや創造を象徴する。

楽譜に添えられた献辞には、「1963年10月18日の民音創立を記念して、池田大作博士に捧ぐ」――と。
 
贈呈式でハーゲル氏は、音楽・文化を通じて平和を創造し、人々の心を結んできた池田先生の功績をたたえつつ、曲に込めた思いを語った。

「民音の創立で未来への扉開いた池田博士の信念に思いを馳せて」

  

「1963年10月18日は、民音が誕生した日です。その日、池田博士の音楽による平和構築という信念が形になり、動き出したのです。私たちタンゴに携わる者にとっても特別な『起源』である日なのです」「未来への扉が勢いよく開かれる情景を心に描きました。博士の平和への理想と情熱、その深い信念が形になる瞬間に思いを馳せ、制作しました」
 
献呈曲は、繊細さと力強さが調和し、流麗なバンドネオンの響きが際立つ。壮大な創造の旅路の始まりを描いているかのような作品である。ハーゲル氏による池田先生への献呈曲は、「ドラマティコ」(2012年)、「インテグラシオン」「ナイカン」(18年)に続く4曲目となる。
 
世界最高峰のバンドネオン奏者として知られる同氏は、アルゼンチンの首都ブエノスアイレス最大のタンゴハウス「セニョール・タンゴ」の音楽監督などを歴任し、作曲家としても高い評価を受ける。
 
そんな氏が池田先生を知るきっかけとなったのは、民音の「タンゴ・シリーズ」である。1970年以来、本場アルゼンチンから一流の音楽家やダンサー、歌手を招へいしてきた同シリーズは、これまで2651回の公演を開催。鑑賞者はのべ400万人に上る。同国で一時は衰亡の危機にさえあったアルゼンチン・タンゴの魅力を伝えるとともに、伝統を継ぐ新たな才能が芽吹く舞台となってきた。
 
ハーゲル氏も1993年から5回、同シリーズに出演し、情熱あふれるステージを繰り広げている。
 
贈呈式を終えて氏は芳名録につづった。「グラシアス!(ありがとうございます!)民音と池田大作博士に対する私の今の気持ちはこの一言に凝縮されています」
 
同氏が率いる「ファビオ・ハーゲル・セステート」の民音公演は1月26日、名古屋市で開幕し、3月まで全国23都市で開催される(詳細は民音の特設サイトを参照)。献呈曲「ジェネシス」も披露される予定である。

民音タンゴの公演案内はこちら