このページの本文へ移動

本文ここから

民音公演 舞劇「朱鷺」が千葉で開幕

公開日:

中国・上海歌舞団の優美なステージ 全国32会場で開催予定

  

上海歌舞団による舞劇「朱鷺」の民音公演。腕と足をしなやかに使いながら、朱鷺が美しく舞う様子を表現した(市川市文化会館で)


中国・上海歌舞団による舞劇「朱鷺」の民音公演が2025年2月19日、千葉の市川市文化会館で開幕した。全国32会場で55公演が行われる予定である。
 
舞劇「朱鷺」は、日中の協力によってよみがえった鳥・朱鷺を題材に、友好記念作品として、中国人民対外友好協会、同団、民音などが共同制作した。日本では2014年に初演され、15年の日本公演は約10万人が鑑賞。中国やアメリカでも上演されている。
 
舞劇はセリフのない総合芸術で、演者の身体の動きや音楽、舞台美術を駆使して、物語を紡いでいく。
 
舞台は古代。青年・俊と、美しい仙女の姿で人間界に降り立った朱鷺・潔が互いに引かれ合う場面から始まる。時を超えて再び出会う俊と潔。だが、環境破壊によって、潔をはじめ朱鷺は姿を消してしまう。俊と潔は再び共に歩むことができるのか――自然との共生への切なる願いが込められている。
 
中国人民対外友好協会文化交流部の卿伯明主任は「上海歌舞団は、中国と西洋の要素を兼ね備えており、技術レベルが高く、こまやかな表現に定評があります」と述べ、「私どもは民音創立者の池田大作先生をはじめ、中日両国の“金の橋”を築いてくださった先人の後輩として、中日友好を堅固にしていきたい。舞劇『朱鷺』は、そのための大切な公演なのです」と強調する。
 
開幕公演では、音楽と舞台美術が観衆を物語の世界に引き込み、主役2人の息の合ったダイナミックかつ繊細な舞、朱鷺の壮麗な群舞に目はくぎ付けに。終演後、会場から惜しみない拍手が送られた。
 
観客からは感動の声が寄せられた。「未来への希望にあふれた素晴らしい舞台でした」「全てに感動し、自身の心に新たな友好の思いが芽生えたと感じます」

  

今後の公演の詳細は特設サイトを参照。こちらからもアクセスできます。