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台湾・中国文化大学の池田大作研究センターが主催 第16回「池田思想国際フォーラム」 第10回「国際青年フォーラム」

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「21世紀の青年の使命」巡り 研究者・大学院生46人が活発に議論


第16回「池田大作平和思想研究国際フォーラム」、第10回「国際青年フォーラム」が2025年2月27日、台湾・台北市にある中国文化大学で開催された。両フォーラムでは「21世紀の青年の使命」をテーマに、46人の研究者・大学院生が、それぞれの専門分野の視点から池田大作先生の思想を巡って活発に議論を交わした。約350人の学生や教員らが出席した。

  

「21世紀の青年の使命」をテーマに行われた第16回「池田大作平和思想研究国際フォーラム」、第10回「国際青年フォーラム」(中国文化大学で)


人類のため、未来のために“池田思想”を後世に語り継ぎ、深めていきたい――。
 
研究者らが論文を発表する「池田大作平和思想研究国際フォーラム」と、学生らが発表する「国際青年フォーラム」の運営を担う「池田大作研究センター」(李彦良所長)は、この思いを実現しようと本年、初の同時開催に挑んだ。専門家と若い学生が交流し、知識と情熱のバトンを受け継ぐ貴重な機会となった。
 
両フォーラムの開幕式では、中国文化大学の林彩梅元学長が歓迎のあいさつ。続いて同大学の王子奇学長が、張鏡湖元理事長と創価大学創立者の池田先生が6度の語らいを重ね、対談集を発刊した歴史を紹介。二人が築いた両大学の友好の絆を、さらに強く太くしていきたいと力説した。
 
次いで池田博正SGI(創価学会インタナショナル)副理事長のメッセージが紹介された。メッセージは池田先生が一貫して目の前の一人に励ましを送り平和の連帯を築いてきたことに言及。先生に連なり、人類を「分断」から「結合」へ、「対立」から「調和」へと導く挑戦を、共に起こしていきたいと述べている。
 
創価大学の鈴木学長のあいさつに続き、台湾SGIの林釗理事長は国際情勢の不安定化や、気候変動など複雑な課題が山積する今こそ、“池田思想”に学び、希望の未来を切り開く実践をと訴えた。

  

会場の入り口に設置された、中国文化大学の張鏡湖元理事長と池田先生が語り合う写真パネル


基調講演では鈴木学長が「池田大作の対話運動と21世紀の青年の使命」をテーマに登壇した。創大では昨年、池田先生の一周忌に当たり、命日の11月15日を先生への感謝と決意を新たにする日として「若き創立者の日」と定めたことを紹介。これからも創立の精神を継承し、世界平和に貢献する人材を輩出しゆく決意を語った。
 
林彩梅元学長は、“池田先生の王道文化と企業発展の優位性”をテーマに講演した。外的な力で他を支配する「覇道」ではなく、内発的な精神の力によって共生の社会を築く「王道」を進むべきだとの池田先生の主張に言及。専門である企業経営理論の視点から、企業を発展させる上でも大切な精神であると論じた。
 
その後、第16回「池田大作平和思想研究国際フォーラム」が開かれ、11大学13人の研究者が論考を述べ、続く第10回「国際青年フォーラム」では、8大学10人の大学院生が論文を発表。「環境」「世界市民教育」「人工知能」などの視点から、“池田思想”を深める発表を受け、活発な質疑応答が行われた。